声を出しながらティー打撃を行うDeNAのドラフト1位・度会隆輝

◆ 三浦監督「表情も明るかった」

 DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、沖縄宜野湾キャンプ初日からファンを魅了した。

 持ち前の打撃センスと明るい性格で、メイン球場『ユニオンですからスタジアム』に集まったファンの視線を集めた。午後から行われたティー打撃では、1球ごとに「自分に勝て!」「自分に勝て!」と連呼しながらスイング。最後は短い間隔で投げ込まれる“連ティー”をフラフラになりながらも打ち切り観客の拍手を浴びた。

 そのあと本塁に1ヵ所だけ設置された打撃ゲージに入り、初球を捉えた打球は見事にスタンドイン。その後も中堅から右翼方向へ角度のついた飛球を次々と放ち、計30スイングで3本の柵越えを記録した。

 ドラフトで3球団が競合した“社会人ナンバー1野手”のポテンシャルを改めて示し、「初日から強度の高い練習ができた。これからも1日1日しっかりやっていきたいです」と度会。練習を見守った三浦監督は「いいんじゃないですか。しっかりと練習に取り組んでましたし、表情も明るかった。良い入りをしたかと思います」とうなずいた。

(取材・文=上村祐作)