JR四国は、1988年4月10日に開業した瀬戸大橋線の利用が、2024年春に累計3億人に達することを受け、「瀬戸大橋線ご利用3億人キャンペーン」を開催すると発表した。2024年中をキャンペーン期間とし、「四国あちこちきっぷ」の発売、ロゴマーク掲出列車の運行など、さまざまな謝恩企画・イベント等を行う。
キャンペーン第1弾の目玉企画として、JR四国と土佐くろしお鉄道の全線で特急列車の自由席が3日間乗降り自由な「ありがとう! 瀬戸大橋線ご利用3億人」スマえき限定「四国あちこちきっぷ」を期間限定で発売する。
JR四国線の全線(児島~宇多津間を含む)と土佐くろしお鉄道の全線を対象に、特急列車・普通列車の普通車自由席が乗降り自由となるほか、ジェイアール四国バスのうち路線バス(大栃線・久万高原線)に乗車できる(高速バスは不可)。
特急列車・普通列車(快速列車を含む)の普通車指定席やグリーン車を利用する場合は乗車券部分のみ有効となり、料金券が別途必要。グリーン個室や「サンライズ瀬戸」は利用できない。列車乗車後に有効期間を経過する場合は、途中出場しない限り、乗車中列車のフリー区間内最終着駅まで利用できる。
発売期間は2月26日から5月29日まで。JR四国チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん(スマえき)」にて、出発日の1カ月前から当日まで販売される。駅窓口や券売機での販売はなく、車内で車掌から購入もできない。利用期間は3月1日から5月31日まで。5月29日の出発分まで販売されるが、ゴールデンウィーク期間(4月26日から5月6日まで)が利用開始日となるきっぷは発売されない。発売額は大人1万3,000円・小児3,000円。小児は大人と同一行程の場合のみ発売とし、小児のみの利用は不可。有効期間は連続3日間となる。
同じくキャンペーン第1弾として、「瀬戸大橋線ご利用3億人キャンペーン」のロゴマークを掲出した列車を期間限定で運行する。瀬戸大橋線を走る各車種の一部車両を対象にロゴマークが掲出され、快速「マリンライナー」の5000系(5101~5106号)にヘッドマークとして掲出されるほか、特急「しおかぜ」等の8000系(8001・8002・8004・8005・8006号)と8600系(8701~8703号)、特急「南風」等の2700系(2801・2802・2805・2806・2807号)の車体側面にも掲出される。3月3日から掲出を順次開始し、12月頃まで掲出予定。ただし、車両検査等の都合により予告なく変更となる場合があるとのこと。
「瀬戸大橋線ご利用3億人キャンペーン」では、他にも2月16日にキャンペーン特設サイトの開設、3月3日に高松駅で記念式典の開催、クイズ「瀬戸大橋線ご利用3億人の達成日を当てよう♪」の実施、旅行会社向けに特急「しおかぜ」の号車貸切企画など実施を予定している。