JR西日本は31日、「令和6年能登半島地震」で被害を受けた七尾線について、今後の運転計画を発表した。2月3日から敷浪~羽咋間で速度の見直しを行うとともに、特急「能登かがり火」の全列車が運転再開。2月15日に七尾~和倉温泉間の運転再開を予定している。

  • 特急「能登かがり火」は2月3日から全列車の運転を再開。金沢~七尾間で運転される

同社の七尾線は現在、七尾駅まで列車の運転を再開。普通列車は通常の本数に戻ったが、敷浪~羽咋間で地震の影響が大きかったため、速度を落として運転している。特急列車は「能登かがり火1・8号」「サンダーバード17・20号」の2往復のみ、七尾駅まで運転されている。

敷浪~羽咋間で線路の状態が安定し、速度を向上しても問題がないことを確認できたため、2月3日始発列車から速度の見直しを行う予定。これにともない、普通列車の運転時刻に変更が発生する。あわせて運転を取りやめていた特急「能登かがり火」の一部列車(下り「能登かがり火3・5・7号」、上り「能登かがり火2・4・6号」)も2月3日から運転再開し、特急「サンダーバード」と合わせて計5往復が七尾駅まで運転される予定となった。

なお、特急「花嫁のれん」は当面運転取りやめとし、運転再開については改めて案内するとのこと。現在、列車の運転を取りやめている七尾~和倉温泉間は2月15日に運転再開予定(のと鉄道七尾線も同日に能登中島駅まで運転再開予定)とされ、具体的な運行計画は決まり次第、発表する。