ナビタイムジャパンは1月30日、配達専用アプリ「配達NAVITIME」において、道路の幅員表示に対応した。

  • ナビタイム、配達専用ナビアプリに狭い道への誤侵入を防ぐ表示を追加

    ナビタイム、配達専用ナビアプリに狭い道への誤侵入を防ぐ表示を追加

配達NAVITIMEは宅配業者やフードデリバリー配達員などに向けて提供されているナビゲーションアプリ。ゼンリン住宅地図に対応することで個人宅に迷わず向かいやすくなっているだけでなく、荷物の時間帯指定も考慮した効率的な配達順の組み立てなど、業務をサポートするさまざまな機能が組み込まれている。

今回の改良により、幅3m~4mの道路は「狭い道」として黄色、幅3m未満の道路は「非常に狭い道」としてオレンジ色で地図上に表示され、具体的な数値も吹き出しで表示される。また、道路をタップすると対面通行道路か一方通行道路か(車両がすれ違う可能性があるかどうか)も確認できるほか、Googleマップの「ストリートビュー」やAppleの「Look Around」と連携し、実際の道路の狭さを画像で確認することもできる。

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日本全国の道路のうち総延長ベースでは約85%が生活道路で、宅配ドライバーの走行距離でいえばその割合はさらに高い。同社の一般向けカーナビアプリ「カーナビタイム」ユーザーの走行履歴では生活道路の走行は10%未満だが、配達NAVITIMEユーザーの場合は約47%と半分近くを占めるという。

新機能は、走行可能な道かどうか事前に確認するだけでなく、停車位置を決める際にも役立つものとなり、同社は「地図上であらかじめ道路の幅員を確認できるようにすることで、より慎重に運転できるようにしたり、狭すぎて通れずに引き返す手間やリスクを減らし、安全運転と業務効率化をサポートしたい」としている。