WOWOWは、2002年に刊行された東野圭吾のミステリー小説をドラマ化した連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(WOWOWプライム/WOWOW4K/WOWOWオンデマンド 全4話※第1話は無料放送)を今年初夏に放送する。
本作は、東野圭吾の小説『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)が原作。主人公である広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介が手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリーだ。
2003年に一度実写映画化され、2020年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり多くのファンを魅了してきた人気作である。今回の連続ドラマ化にあたり、原作のキャラクターや物語の軸はそのまま、平成初期の時代背景を令和の時代感にアップデート。新たな魅力を携えての連続ドラマ化となる。
東野とWOWOWのタッグは、2021年の『連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」』以来3年ぶり9作目。脚本は『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)をはじめ、WOWOWでは2023年に放送された『連続ドラマW ギバーテイカー』を手掛けた小峯裕之が担当。監督は同じく『連続ドラマW ギバーテイカー』や『連続ドラマW シャイロックの子供たち』(2022年)、『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』(2009年)ほか数々のWOWOWドラマを手掛ける鈴木浩介が務める。
本作の見どころは、佐久間と娘を取り戻したい副社長との一進一退の"攻防戦"と、ともに誘拐事件を遂行するうちに佐久間と娘の間で育まれるいびつで危険な"恋愛模様"。憎き敵の愛娘を味方につけ、順調に滑り出したかに思われた佐久間の"誘拐ゲーム"は、やがて想定外の展開を見せていく。
主人公の佐久間は、優秀でプライドが高く、セクシーでミステリアスな人物。仕事も恋愛も"ゲーム"と捉え、クリアすることに快感を覚える自己愛の強いタイプでもある。そんな佐久間を演じるのは一体誰なのか。今後発表になるキャスト陣にも注目だ。
【編集部MEMO】
2003年に公開された劇場版は、『g@me.』というタイトルで映画化され、主人公の佐久間を藤木直人、佐久間に狂言誘拐を持ちかける樹理を仲間由紀恵、樹理の父親・葛城勝俊を石橋凌が演じた。