子どもの事故防止に関する情報配信を行っている消費者庁の公式アカウント「消費者庁 子どもを事故から守る!」(@caa_kodomo)は、スマホの充電器を子どもが触ることで、感電・火災の事故が起きていると投稿しました。また、このような事故を防ぐための注意点を伝えています。

  • (@caa_kodomo)より引用)

消費者庁によると、子どもがスマートフォンの充電器を触り発生した事故の情報が、医療機関から消費者庁に寄せられているそうです。

実際に、事故が起こった人から「子どもがスマートフォンの充電器のケーブルだけを持って遊んでいたとき、ケーブルの端子をコンセントに差し込み、手のひらが黒くなったところを発見した。電撃傷と診断された」「スマートフォンを充電中、ACアダプターが溶け、周辺を焼損する火災が発生した。直前まで1歳の子どもがACアダプターとUSBケーブルを触っており、調査ではケーブルの端子部近傍に歯形のような痕跡が認められた」といった情報も提供されています。

コンセントに金属製の物を差し込むことで電流が体内を流れると、心臓の動きなどに影響を及ぼし致命傷となる可能性もある他、接続された充電ケーブルの端子側であっても付着した汗などで電気分解が起こり、触れていた肌に化学やけどを負うケースもあるとのこと。

そして、充電ケーブルの端子の変形や破損、ケーブルの断線は、異常発熱や発火の原因になるため取扱いには注意が必要とも述べています。

消費者庁は、このような事故を防ぐために、「スマートフォン等の電子機器の充電は、ケーブルを含めて子どもの手が届かない場所で行う。充電後の充電器は、差しっぱなし・置きっぱなしにせず片付ける」「充電器のケーブルや端子に無理な力を加えたり、液体や異物を付着させたりしないよう、丁寧に取扱う。破損や変形、異常な発熱、異臭などの不具合があれば、直ちに使用を中止すること」「コンセントには、子どもが容易に取り外せないタイプのコンセントカバーの設置を検討すること」といった注意点を挙げています。

投稿には、「怖い」「後回しにしてたけどカバー付けよう」「ケーブルの管理はしっかりしよう」などのコメントが寄せられ、約200件を超える“いいね”を集めています。

子どもの感電・発火を防ぐため、日頃から充電器の管理に気を付けましょう。