晩さん会に出席した大谷翔平選手(左)と前アストロズ監督のダスティー・ベイカー氏

◆ メジャー史上初となる“2度目の満票MVP”

 昨季までエンゼルスでプレーし、2023年のア・リーグMVPに選ばれた大谷翔平選手(29)が27日(日本時間28日)、全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の晩さん会に出席。英語で約2分間のスピーチを行い、古巣やチームメートなど、多くの関係者へ感謝を述べた。

 大谷は黒のスーツと蝶ネクタイの正装で登壇。「BBWAA(全米野球記者協会)のみなさん、このような素晴らしいイベントを開催し、いつも歓迎していただき感謝しています。私に投票してくれた記者の皆様、ありがとうございます。この賞(MVP)はとても栄誉ある賞だと思うのでとても意味のあることです。ア・リーグMVPに投票して頂いた皆様に深く感謝します」と、メジャー史上初となる“2度目の満票MVP”を喜んだ。

「そしてエンゼルスのオーナー、フロント、すべてのスタッフの皆様、6年間ありがとうございました。いつも皆様にサポートしてたいだき、プレーする機会を与えてくださったことを感謝しています。チームメート、コーチのみなさん、これまで毎日、私を助けて励ましてくれてありがとうございました」と古巣に感謝した。

 今季から10年7億ドル(約1015億円)の超大型契約で新天地へ。「私を信じてくれたドジャースの皆さん、新しいキャリアを積めることを楽しみにしています。私だけでなく、メジャーリーグを応援してくれる世界中のファンのみなさんにも感謝しています。日本の皆さんが毎日限りない情熱的な応援をしてくださることがプレーの原動力になっています。もちろん、常に支えてくれる水原一平さんにも感謝しています。最後に、家族と友人にもありがとうと伝えたいです」と、多方面へ感謝の思いを届けた。