警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)が紹介する「新聞紙を使った簡易加湿器」に、ネットで「この発想はなかった」「普段から真似したい」などと注目が集まっている。入手しやすい材料で加湿器がつくれるもので、1月1日に石川県能登地方で最大震度7の地震の発生を受けてのものだが、平時でも役に立ちそうだ。

話題となっているのは、1月20日に投稿された警視庁警備部災害対策課の公式Xのポスト。乾燥は、人間の肌や粘膜を覆っているバリア機能が弱くなるとともに、ウイルスの活動が活発となり、体調の面でトラブルが起こりやすくなるとされている。しかし、余震が続く被災地では、揺れて倒れてしまうなど、保湿のためにストーブの上にやかんを置くと、転倒し火傷のリスクがある。物資の不足も深刻だ。警視庁警備部災害対策課は、こういったリスクに強く、入手しやすい素材だけでつくる「新聞紙を使った簡易加湿器」を紹介している。

やり方は簡単で、用意するのはバケツと新聞紙のみ。まず縦長に丸めた新聞紙を数本用意し、バケツに水を張る。その後、丸めた新聞紙をバケツに立てて入れるだけで「簡易加湿器」が完成する。新聞紙の吸水&放湿性を利用したものだが、水に雑菌などが繁殖してしまう可能性もあるので、バケツの水はこまめに交換したほうが良いだろう。

ネット上では「この発想はなかったです。ありがとうございます」「これで加湿器になるのか。。生活の知恵ですね」「これ、電気も使わないでいいですよねー」「エアコンの乾燥対策にも簡単だし使える!」「これは普段から真似したいです」などの声が寄せられた。