旅行の楽しみ方の定番は「景色を楽しむ」でしょう。有名な絶景観光スポットも良いですが、昼間と夜の印象の違いを楽しむのもお勧めです。
例えば東京は「良好な夜間景観形成のための建築計画の手引」を作成し、ダイナミックな都市構造を光で表現、地域の個性を生かした夜間景観の形成などの方針のもと夜間の照明計画を整備しています。
※東京都都市整備局 景観計画/東京都景観色彩ガイドライン/景観協定を参照
この結果、曜日や季節、祝日などに合わせて、光の色や動きが変化、イベントでのライトアップなど照明の調節が行われているのです。当然こうした照明に関する計画は地方都市にもあるでしょう。
例えば北の大地札幌の場合は……
ナトリウム灯のオレンジ色は、雪の時期は特にキレイです
(@kotton105910)より引用
この投稿は札幌の再開発を中心にいろいろな情報を発信する、しょーこ@札幌クリップ(@kotton105910)さんによるもの。SNSの投稿内には自身のブログへのリンクもあり、街灯に関する説明もされています。
本人の許可を得て、その一部を引用して紹介したいと思います。
北海道の街灯はオレンジ色が多いのですが、その理由をご存知でしょうか。
これは「ナトリウム灯」といって、雪が降っている時でも透過性が高く視界を確保しやすいという特徴があるそうです。気温は低く寒いはずなのにどこか温かい気持ちになりますし、いつも見ている風景が違う風にも見えます。
SNSでは「静寂でノスタルジックな雰囲気が出ていて素敵な景色ですね」「ファクトリー北3条通の街灯風景好きです」など、共感する読者からもコメントが寄せられています。
また「猛吹雪の時は空中を狂い踊る雪に乱反射し、街中がオレンジ色の冷たい猛火に包まれたようになり、非常事態発生感が演出されますね」と別の効果を指摘する読者もいました。
札幌は夜も雰囲気がよい
ちなみに街灯の色に関してもしょーこさんはブログで言及し、
札幌市内の街路灯の約7割はこのオレンジ色に輝くナトリウム灯を使用しています。でも、今後はナトリウム灯から白色LEDへ順次変更していく予定とのこと。
よって、このオレンジ色の街並みというのもは今後は少なくなっていく予定です。
この先は変わるようだと推し量るコメントも。しょーこさんに、夜間の雰囲気のよいオレンジの街灯スポットを教えてもらったので紹介します。
――夜、雰囲気が良い札幌市内の場所はありますか。
しょーこさん: 赤レンガ庁舎周辺の街灯はレンガ風の街灯柱とノスタルジックなランプカバーで雰囲気がよいです。でも新しい街灯なのでLEDかもしれません。
しょーこさん: 札幌グランドホテルも周辺に溶け込んでいるようで素敵です。ナトリウム灯はもう使っていないでしょうが、オレンジ色なのは昔と一緒です。
ナトリウム灯のオレンジ色は、雪の時期は特にキレイです✴️
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) January 19, 2024
札幌の街灯がオレンジ色の理由↓https://t.co/B85G3Rul6E pic.twitter.com/EiO07WwwDJ