第一三共ヘルスケアは1月24日、「市販の解熱鎮痛薬に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2023年11月21日〜22日、過去5年以内に自身が使用する目的で市販の解熱鎮痛薬を購入したことのある20代〜60代の男女400人を対象に行われた。
まず、コロナ禍以前(2019年12月以前)と比べて、コロナ禍以降(2020年1月以降)の体の不調に対する意識について聞いたところ、約5割が「非常に敏感になった」または「敏感になった」と回答した。
敏感になった症状については、「のどのイガイガ・痛み」(69.8%)、「発熱」(65.1%)、「頭痛」(57.7%)が上位となっている。
頭痛や発熱の際に最初にとる対処法としては、52.0%が「自宅にある薬(処方薬・市販薬)を飲む」と回答した。
次に、市販の解熱鎮痛薬を常備薬として自宅に置いているか尋ねたところ、84.8%が「はい」と答えた。置いている理由としては、「急な発熱の時にあると安心だから」(51.6%)が最も多く、次いで「頭痛の時にあると安心だから」(47.5%)、「急な発熱の時に買いに行けないと困るから」(45.1%)が続いた。
市販の解熱鎮痛薬において毎回同じ銘柄・ブランドの薬を購入しているという人は、約9割。理由は、「いつも使っていて安心だから」が49.3%で最も多く、次いで「自分に合っていると感じているから」「効きめや価格など総合的に満足しているから」が各41.7%で続いた。
市販の解熱鎮痛薬を購入する際に重視している点を聞いたところ、40.3%が「よく効く(効きめが高い)」、38.8%が「価格が手ごろである」と回答した。
成分を重視するかどうかの質問では、約3割が重視していない事も分かった。重視しない理由としては、「調べても違いがよく分からないから」(34.5%)、「成分の違いによって何が変わるのか分からないから」(33.7%)が多かった。