曰く、老舗コミュニティ型ニュースサイト「スラド」(スラッシュドット・ジャパン)が、2024年1月末にサービスを終了すると発表した。23年の歴史に幕を下ろす。この発表に、ネットでは「今までお疲れ様でした」「残念だ」など悲しみの声が多く寄せられている。

  • 「スラド」が1月末でサービス終了、老舗のコミュニティ型ニュースサイト - ネット「お疲れ様でした」「残念だ」

    老舗コミュニティ型ニュースサイト「スラド」が、1月末でサービス終了。23年の歴史に幕

スラドは、インターネット、オープンソースなどのソフトウェア、ハードウェア、科学、技術、工学、数学、それらに関連する技術や政治、法律、特許や権利といったトピックについてのニュースと、それに対する議論を行うためのコミュニティ型ニュースサイト。もともと2001年に、米VA Linux Systems社が運営していたニュースサイト「Slashdot」の日本版「スラッシュドット・ジャパン」としてスタートし、2015年にサイト名が現在の名前に変更され、運営を続けてきた。

今回の発表によると、アピリッツ社が、オープンソースプロジェクトのホスティングサービス「OSDN」を、中国のオープンソースコミュニティ「OSChina」へ譲渡する際、同じくアピリッツ社が運営していた「スラド」を分離して、別の受け入れ先へ譲渡する対応をお願いしていたが、進展がないまま時が過ぎていたのだという。その後、OSChinaからOSChinaからスラドとOSDNの閉鎖計画が持ち上がり、スラドの編集部が交渉を試みたが、最終的に日本側の受け入れ先の都合が悪く、分離計画は頓挫。結果として、スラドは2024年1月末をもってサービスを停止するとのこと。

なお、スラドのサービス終了にともなって、「データを保存したい方は早めに進めてほしい」としている。

ネット上では「今までお疲れ様でした、ありがとうございました」「それは残念だなぁ…」「残念ではございますが、時の流れということでしょうか」「長いこと楽しませてもらいありがとうございました」「まあ、時代の流れでしょうな」「マジか…」「ええ!?本当なの?今までお疲れ様でした」などの声が寄せられた。