JR九州は25日、九州新幹線博多~熊本間で発売しているインターネット限定の割引きっぷ「九州ネット早特7」に価格変動制を適用する実証実験を3月1日乗車分から開始すると発表した。

  • 九州新幹線博多~熊本間の「九州ネット早特7」に価格変動制を適用する実証実験を実施

実証実験は同社管内の新幹線・在来線特急列車のうち、最も多く利用される九州新幹線博多~熊本間の利用平準化を図るために行われる。乗車日と乗車時間帯、列車愛称名「みずほ」「さくら」「つばめ」ごとに異なる価格の「九州ネット早特7」を発売するほか、予約状況に応じてきっぷ発売後も価格が変動するとのこと。これにより、これまでより購入しやすい価格設定のきっぷもある。

価格変動制が適用される「九州ネット早特7」を購入する場合、出発日の1カ月前から7日前までに「JR九州インターネット列車予約」で予約が必要。例として、3月9日乗車分は2月9日から3月2日まで販売される。実証実験のきっぷ利用期間は3月1日から6月30日まで。きっぷ発売期間は2月1日から6月23日までとなる。

九州新幹線の指定席を博多~熊本間で片道利用した場合、通常の発売額(通常運賃と通常期の指定席特急料金の合計)は大人5,230円・小児2,610円、現行の「九州ネット早特7」は大人3,800円・小児1,900円。これに対し、実証実験の期間中に発売される「九州ネット早特7」は大人3,400~4,200円、小児1,700~2,100円に。列車ごとに価格が異なり、予約のタイミングで価格が異なる場合もある。