東京を拠点とする14のスポーツチームや団体が連携するTOKYOUNITEと三井不動産レジデンシャルは、1月21日、「くらしの脱炭素×スポーツチャレンジin城東小学校」を開催した。スポーツを通して脱炭素アクションを学ぶことができる体験型イベントで、都内在住の小学4年生~6年生の子どもたち約150人とプロスポーツ選手らが交流し、サステナビリティな暮らしについて学んだ。
スポーツを楽しむことができる未来のためにできること
TOKYOUNITEと三井不動産レジデンシャルは、2022年より脱炭素アクション推進の取り組み「くらしのサス活」としてタイアップ活動を開始。これからの未来もスポーツを楽しめるような地球環境を守るためにも、多くの人々に持続可能な社会の実現への興味と理解を促す活動を続けている。
今回のイベントでは、子どもたちが住まいと暮らしの中で身近にできる脱炭素アクションを、プロスポーツ選手とともに学ぶというもので、東京ヤクルトスワローズ(野球)、読売ジャイアンツ(野球)、 FC東京(サッカー)、東京ヴェルディ(サッカー)、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(女子サッカー)、サンロッカーズ渋谷(バスケットボール)、アルバルク東京(バスケットボール)といった、競技の枠を超えたチームが参加。
会場には、東京ヤクルトスワローズから宮本丈内野手と丸山和郁外野手、読売ジャイアンツから山﨑伊織投手と赤星優志投手、元サッカー日本女子代表の岩渕真奈氏、東京ヴェルディ女子ホッケー所属の瀬川真帆選手、藤尾香織GM、FC東京クラブナビゲーターの羽生直剛氏が登場し、オープニングでは、アルパルク東京とサンロッカーズ渋谷によるチアパフォーマンスも披露され、チアリーディングチームの先導で準備体操が行われた。
子どもたちはいくつかのグループに分かれて、校庭と体育館の5か所にある体験コーナーを順番に回っていく。
野球体験コーナーでは、プロ野球選手から直接バッティング指導を受けた。また、古くなったグローブやバットなどを再利用し、カバンや靴べら、箸など、各野球チームがアップサイクルへの取り組みを積極的に行っていることなどを学んでいた。
サッカー体験コーナーでは、「温水洗浄便座のフタはこまめに閉める」など、暮らしの中でできる脱炭素アクションをターゲットにしたキックゲームが行われ、ホッケー体験コーナーでは、三角コーンを交互にうまくよけながらホッケースティックを使ってボールを操作して、競技を体験したほか、こちらでも身近な脱炭素アクションについて学ぶパネルが用意されていた。
バスケ体験コーナーでは、シュートやドリブルなどのテクニックを学びながら、各所に設置された脱炭素アクションに触れ、日々の生活の中で出来ることについて知識を得られる取り組みも。
プロ選手やプロチーム関係者と間近に触れ合える機会とあって、はしゃぎながらも真剣な表情で話しに聴き入り、競技のことだけでなく脱炭素アクションについても理解を深めていく子どもたち。
アップサイクル体験コーナーで開催されていたのは、着なくなったTシャツを使ってオリジナルのエコバックを作るワークショップ。これはTシャツの袖を落とし、首回りもカットしたあとで、裾を数センチほど縦に細かく切り、フリンジのようになった裾をひとつひとつ結び合わせて袋状にすることで、エコバックとして使うことができるというもの。子どもたちは、大きな裁ちばさみに注意しながらTシャツをカットし、お手製のエコバックを完成させていた。
イベントクロージングのあいさつで、FC東京クラブナビゲーターの羽生氏は、「今日ここにいるプロスポーツ選手も、その他のプロスポーツ選手も、なんとなくプロになったわけではありません。みなさんも夢や希望をもって日々の努力をして、素晴らしい未来に進んでいってください」と、毎日の小さな積み重ねが大切だと子どもたちに話し、たくさんの夢を描く子どもたちにエールを送った。
三井不動産レジデンシャルでは現在、「くらしのサス活キャンペーン」の第3弾を実施中。キャンペーンは、指定のサステナブルな活動を撮影して特設サイトにアップロードすると、FC東京ピッチサイドシートの観戦チケットや読売ジャイアンツくらしのサス活観戦ツアーをはじめ、エシカルグッズなどが当たるというもので、応募期間は2024年1月31日まで。