JR東海は24日、ホーム上の安全性を向上させる技術開発の一環として、東海道新幹線の東京駅ホームにて、2月1~29日に動画撮影を行うと発表した。ホーム上の乗降口付近にカメラを設置し、列車に乗降する利用者を撮影する。

  • 撮影イメージ。一対のカメラで挟まれた乗降口付近が撮影対象に(提供 : JR東海)

撮影した動画を用いて、利用者が可動柵と列車の間に居残った場合や列車に接近した場合など検知できるか解析し、列車発車時の駅係員によるホーム上の安全確認を支援する機能の実装に向けた検証を行う。

撮影期間は2月1~29日まで。14番線の1号車前寄りドア、13号車後寄り・14号車前寄りドア、15番線の3号車後寄り・4号車前寄りドア、8号車後寄りドア、13号車後寄り・14号車前寄りドア、19番線の4号車後寄り・5号車前寄りドアをカメラの設置予定箇所としている。撮影期間内に移設しながら、設置予定箇所のいずれかで撮影を行うとのこと。

  • カメラの設置予定箇所 (提供 : JR東海)

なお、一対のカメラで挟まれた乗降口付近を撮影対象としており、検証箇所の乗降口や付近の通路を避けて利用すれば撮影されない。今回の撮影で取得した動画データは、検証を委託する目的で八幡電気産業へ提供し、委託先も含めて目的以外に動画データを使用することはないという。取得した動画データは厳正に管理を行い、技術開発終了後、速やかに削除するとしている。