ライボの調査機関「Job総研」は、「2024年 ビジネスマナー実態調査」結果を1月22日に発表した。同調査は、2023年12月20日~12月25日の期間、20〜50代でJobQ Townに登録しており、現在職を持つ社会人497人を対象にインターネットを用いて行われた。
ビジネスマナーだと思う項目を聞くと、「出/退社時の挨拶」が78.9%で最多となり、次いで「社外への敬語」(75.9%)、「社内への敬語」(66.2%)と続いた。同回答者にビジネスマナーの必要性を聞くと、「必要だと思う」派が88.7%で過半数を占めた。
続いて、ビジネスマナーを教わった経験有無を聞くと「ある」が68.2%で過半数を占め、「ない」は31.8%だった。年代別の回答では30代の「経験ある」派が73.3%で最多となり、次いで50代(69.0%)、20代(66.9%)、40代(62.2%)と続いた。
また、自身のビジネスマナーに対する自信の有無を聞くと、「自信がない」派が49.1%だった。年代別の回答では20代の「自信がない」派が57.0%で最多となり、次いで30代(53.4%)、40代(44.9%)、50代(36.8%)と続き、若手層ほど自信がなく上司層ほど自信がある結果になった。
また、ビジネスマナーに「自信がある」と回答した253人にその理由を聞くと、「使う場面が多いから」が54.5%で最多となり、次いで「臨機応変な対応が得意だから」(30.0%)、「細かく教わったことがあるから」(28.5%)と続いた。
「自信がない」と回答した244人については、「臨機応変な対応に苦手意識があるから」が48.8%で最多となり、次いで「使う場面がないから」(39.3%)、「教わったことがないから」(34.0%)と続いた。
現在部下がいる149人に部下のビジネスマナーは気になるかを聞くと、「気になる」派は57.8%で過半数を占めた。一方、現在上司がいる460人に上司からビジネスマナーの指摘を受けた経験有無を聞くと、「ない」が82.6%で過半数を占め、「ある」は17.4%だった。
また、ビジネスマナーは出世に影響するかを聞くと、「影響すると思う」派は84.0%で過半数を占めた。同回答者に出世意欲の有無を聞くと「出世欲がある」派は72.0%で7割を超えた。