写真アプリのハートボタン...写真を開くと画面下部に現れる、お気に入りボタンのことですね? タップすると、その写真は「お気に入り」に登録され、以降アルバムタブにあるアルバムの一種「お気に入り」から開けるようになります。
それだけといえばそれだけなのですが、この「お気に入り」は工夫次第で便利に使えます。いくつか事例を紹介してみましょう。
たとえば、Facebookの投稿に古めの写真を添付するとき。iPhoneのFacebookアプリは、記事を投稿する画面で写真を添付できますが、写真を選択するときにアルバムは選べても検索することはできません(2024年1月現在)。カメラロールに多数の写真が保存されている場合、数年前まで遡り写真を探すのはひと苦労ですから、あらかじめ「お気に入り」に登録しておき選びやすくするというわけです。
アルバム用の写真選びにも「お気に入リ」は活躍します。いきなりアルバムに登録してしまうと、迷いが生じてアルバムから取り除くとき手間がかかりますが、「お気に入り」はハートボタンのタップで追加/削除が完了します。これで完成という段階で、「お気に入り」に登録した写真で新規アルバムを作成すればいいのです。旅行などのイベントで数百枚を撮影したときなどに重宝します。
ほかにも、スライドショー用写真選びや位置情報の一括変更など、複数の写真に対しなんらかのアクションをするときに「お気に入り」を活用できます。
ただし、多くの写真を「お気に入り」に登録することはお勧めできません。前述したFacebook投稿用の写真を選ぶにしても、数が多いと撮影日時が古い写真は埋もれてしまいがちだからです。あくまで一時保管領域として、全体を把握できる程度の枚数に止めておくことが無難でしょう。