ロッテの山口航輝[撮影=岩下雄太]

◆ 山口、岡本と自主トレ

 ロッテの山口航輝が23日、ロッテ浦和球場で取材に応じた。

 山口は昨年、11月にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習の取材で、オフシーズンの期間、「まずはしっかりと1年間戦える体、体力をしっかりつけて、食事の面だったり、野球に対して意識を高く持ってやっていきたい」と話していたが、「年末年始に大阪に帰りましたけど、ほぼ休むことなく動いていた。体力ついたかはわからないですけど、しっかり動けていたかなと思いますし、もうちょっと休んであげたら良かったなという思いもあります」と年末年始もトレーニングに明け暮れた。

 年が明けてからも、巨人・岡本和真との自主トレを行った。今オフは岡本、昨オフは山川穂高(ソフトバンク)と、2年連続で“右”の長距離砲との自主トレ。岡本がセ・リーグで3度の本塁打王、山川がパ・リーグで3度の本塁打王を獲得している。同じ右の長距離砲に、何か共通点があったりしたのだろうかーー。

 「う〜ん、どうやろうなあ」と少し考えた後、「人それぞれいいところが違うので、山川さんには山川さんの良いところがありますし、岡本さんには岡本さんの良いところがある。それをどれだけ僕がいろんなことを理解して自分自身に吸収して体現できるかだと思っています」と続けた。

 今季に向けては「本当にホームラン、打点とかで圧倒できるような数字を残すことが今年の目標」と掲げた。

◆ 大谷はブルペンで20球

 新人合同自主トレではドラフト2位・大谷輝龍(富山)がブルペン入りし、捕手を座らせて20球を投げ込んだ。

 ブルペン捕手を中腰に立たせたまま、カーブ、スライダー、ストレートなどを投げた後、「全部真ん中で」と捕手を座らせ、そこから20球。ストレート、スライダー、カーブ、フォークを投げた。

 投球練習後には、ブルペン捕手と会話し、この日の投球について確認していた。

◆ 2年目以降の選手は?

 2年目以降の選手では、今季から育成選手として再出発となった菅野剛士がグラウンドで朝早くからキャッチボール、ライトのポジションでノック。ライトからホームへノーバウンドで正確な送球を見せた。

 育成3年目の村山亮介、育成2年目の勝又琉偉もノックを受けた。ファーストでノックを受けた村山はノックを受けるだけでなく、ショートでノックを受けた勝又の一塁への送球も受けた。勝又は軽快なグラブさばきを見せていた。

 今オフ、オリックスからロッテに育成選手として加入した吉田凌がランニング、キャッチボールで汗を流した。

取材・文=岩下雄太