DeNA・京田陽太[写真=萩原孝弘]

◆ 「確実にアウトにできる守備力が大事」

 昨シーズンDeNAは京田陽太が62試合、大和が47試合と併用が続いたショートの座。22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演した解説陣がそれぞれ理想のショートを語った。

 まず三浦監督が「派手なプレーはいらないんですよね。もう確実に打ち取ったらとりあえず確実にアウトにできる守備力が大事だなと思います」とコメントすると「ピッチャーは打ち取ったやつはちゃんとアウトにしてくれるのが1番嬉しいですよね」と解説者の野村弘樹も完全に同意。「だからこう、派手でわーってやっていくけど、たまにボーンヘッドってやられるのが、特に中盤終盤は痛いからね」と続けて解説した。

 もう一人の解説者の高木豊氏も「エラーしない選手がいいプレーヤーですから。確実に(アウトを)取ると。 飛びついて取ったのはおまけみたいなもんですから。本当に取れる範囲で確実にね」とショートの経験者も賛同。

 そのうえで「その中で言えば1番はやっぱり大和だけど。1シーズン持つかって言うとね。また代打でも勝負強いし、(ベンチに)置いときたいなっていうのがあるよね。守備やらしたらもうずっと一流ですよ。だけど1シーズン持つ体力が年齢的に考えてね…」と思案し「だったら林(琢真)になるのかなって思いますね」と2年目の若手を推挙した。

 野村氏は「京田(陽太)も黙ってないだろうし、大和もそうだし、やっぱり林は開幕からスタメンで出た選手ですしね」と悩んでいると、三浦監督も「まだ決めてないですよ。多分心情的には同じような感じで悩んでます」と苦しい胸の内を明かした。

 その他にも森敬斗や西浦直亨らも控える内野の要のポジション。大事なセンターラインの座をだれが掴むのかにも今から注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』