イカロス出版は22日、路面電車を運行する19事業者に、現在も併用軌道(道路上に敷設された軌道)が残っている2事業者を加えた計21事業者を網羅した書籍『路面電車年鑑 2024』を刊行したと発表した。B5判168ページで、価格は2,200円。
全国の事業者の詳細なプロファイルとともに、通常営業で運用されている全形式・全車両735両(編成)を写真とデータで解説する。2023年の新車と廃車、乗り方ガイドまで網羅し、「この一冊があれば、日本の路面電車の現在から未来まで、あらゆる角度から一望できます」と同社はPRする。
昨年開業した宇都宮LRTを巻頭特集で紹介しており、開業日の様子や、常務取締役の中尾正俊氏への単独インタビューも収録。宇都宮LRTの開業の意味から将来性、このままでは日本にLRTが普及しない理由まで、専門誌ならではの視点で解説する。
福井鉄道に登場した新型車両F2000形も徹底紹介。なぜ20年の時を経て、ベースとなるアルナ車両の「リトルダンサータイプL」が再登場したのか、その理由を解き明かす。