テレビ埼玉(テレ玉)の正月恒例特番『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』が21日、初のYouTube配信を開始した。一部、権利の都合上でカットされており、3月末までの期間限定配信となる。
埼玉県の政財界人が自慢の歌声を披露する同番組。年々磨きがかかる出場者のユニークなパフォーマンスと、お堅いイメージの政財界人とのギャップが大きな話題を集め、今や県を越えて“埼玉の奇祭”と呼ばれるようになっているが、視聴できるのはテレ玉の放送エリアに限られていた。
それがYouTubeで世界に配信されることに。2014年から司会を務める堀尾正明は「とにかく一人一人が個性的です。歌のうまい下手、 度外視で見ていただきたいです! 配信を通じて、なんて埼玉って魅力的なんだろうということをさらにPRできればと思います」と期待を話している。
当初は1日19時から本放送、7日19時から再放送され、この再放送後からの配信を予定していたが、能登半島地震の発生を受け、放送・配信が延期されていた。待ちに待った配信に、YouTubeのコメント欄には「埼玉の奇祭が動画で見られる。そう思うだけでも、胸がいっぱいになる」「非埼玉県民でもこのような素晴らしい催しを観る機会をいただき、感動(?)でふるえております」など、喜びの声が寄せられている。
なお、テレ玉では昨年の大みそかに、埼玉で働く職人たちが自慢の歌声を披露する『大晦日職人歌合戦 ~2023年もおつかれさまでした~』を放送。こちらもYouTubeで配信されている。