SMBC日興証券は、投資情報サービス「日興フロッギー」が実施した「共働き夫婦のおこづかい・資産運用に関する意識調査」の結果を、1月18日に発表した。調査は2023年12月11日〜18日の期間、既婚男女1,106名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、既婚男女1,106名のうち共働き夫婦世帯は638名だった。共働き夫婦にお金の管理について質問すると、「自分または、配偶者が管理している」は455人(71%)という結果に。
夫婦でお金の管理や資産運用について相談できているかについては、共働き夫婦の49%が「とても気軽に相談できる」と回答。夫婦の就労状態別で比べると、共働き世帯は方働きよりも相談しやすい環境が整っていることが明らかに。
また、共働き夫婦の2人に1人がおこづかい制だと回答し、その平均額は「約3.9万円/月」だった。おこづかい金額で最も多かったのは「月2万円以上4万円未満」(30%)で、次いで「月2万円以下」(29%)が僅差で続いた。
次にNISA口座の保有状況を尋ねると、共働き夫婦世帯の75%がNISA口座を保有している結果に。また、保有している口座について、片働き世帯は「一般NISA口座」の保有率が高かったのに対し、共働き世帯では「つみたてNISA口座」の保有率が高かった。
新NISAについては、共働き夫婦は「必ず利用したいと思う」は47%に上り、片働き世帯(自分だけが働いている:33%、配偶者だけが働いている:29%)よりも利用意向が強い結果に。
新NISAではどの投資枠を利用予定か尋ねると、共働き夫婦世帯は成長投資枠が54%、つみたて投資枠が56%だった。一方で、自分だけが働いている片働き世帯は"成長投資枠"が多く、配偶者だけが働いている片働き世帯は"つみたて投資枠"が多い結果に。
つみたて投資枠を利用する際、毎月いくらずつ投資する予定かを尋ねると、共働き夫婦世帯では「1万円以上3万円未満」(38%)が最多に。次いで、「3万円以上5万円未満」(22%)、「10万円」(14%)が続いた。
また、新NISAで投資予定の商品について聞くと、共働き世帯の最多は「投資信託」(67%)で、次いで「株式」(57%)、「ETF」(20.8%)という順に。購入予定の投資信託の種類については、トップは「世界株ファンド」(60.3%)だった。次いで「米国株ファンド」(49.8%)、「日本株ファンド」(45.9%)がランクインした。