■カスタム上級者を魅了するマルチピース
意匠面のディスクとリムが別体になった「組み付けホイール」を得意とするワーク。インセットとリムのバリエーションが豊富で、フェンダーの出幅に合わせたミリ単位のフィッティングや、カラーリング、P.C.D.のオーダーメイドなど、標準的なサイズ設定やカラーバリエーションでは満足できないカスタム上級者から圧倒的な支持を得ている。
■ワークのホイールは芸術作品だ!
オートサロンのワークブースは「art of wheel」がコンセプト。主役であるホイールが際立つように、照明のトーンを落としてブース全体はシンプルに白と黒で統一されていた。そもそもWORKという社名はArtwork(芸術作品)に由来し、保安部品であるアルミホイールに求められる品質や強度をしっかり確保しながら、デザイン性を最重視するというスタンスは、1977年の創業以来不変だ。
■高い技術力とノウハウが唯一無二のホイールを生み出す
ワークのアルミホイールを芸術の域にまで高めるのが、技術力とノウハウが要求される組み付けホイール。ディスクを固定するリムには高い真円度と強度が必要で、ディスクとリムの仮組みを手作業で行ったうえで、機械を使い規定トルクで締め付ける。特にアウター/インナーリムとディスクを組み合わせてピアスボルトで締め付ける3ピース構造はハイレベルな組み付け精度が求められるため、ワークのラインアップではフラッグシップに位置付けられる。
■新型アルファード/ヴェルファイア、ハイエース用モデルに注目
2024年の新製品は、ツーモーションコンケイブを導入した10交点メッシュの「ZEAST(ジースト)STX」、「LS VAJRA(バサラ)」、「SCHWERT BRUNNEN(シュヴァート・ブルネン)」、コンケイブを基調としたスリムツイン7スポークの「WORK EMOTION ZR7」、3ピース構造のMEISTER M1をハイエース専用にリファインした「XTRAP M1HC」、エレガント&スポーティな5スポーク「GNOSIS CVF」、大口径ディッシュの「LANVEC LDZ」。
●ZEAST(ジースト)STX
■ホイールの構造とカスタムオーダープランが丸わかり
カットモデルを使った組み付けホイールの構造説明や、リムアレンジメント、セミオーダーカラー、スペシャルP.C.D.、レーザータトゥーカスタムなど、ワーク独自のカスタムオーダープランが紹介され、ホイールカスタムの奥深さを知ることができた。
<文と写真=湯目由明>