JR東日本水戸支社は、春の期間(2024年3~6月)に運転する臨時列車について発表した。首都圏を中心とした各方面から水戸駅・勝田駅などへ向かう臨時列車として、特急「水戸偕楽園号」「絶景ネモフィラ号」を設定。E653系またはE657系を使用して運転される。

  • 臨時列車等で活躍するE653系。国鉄色の編成に加え、新たに水色のカラーリングを施した編成も登場した

日本三名園のひとつ、偕楽園の梅が見頃を迎える時期に合わせ、3月2~20日の土休日に偕楽園駅を開設。あわせて首都圏の各方面から特急「水戸偕楽園号」を運転(下り列車のみ偕楽園駅に停車)する。今年は平塚駅からの「水戸偕楽園平塚号」を新設するほか、運転区間を延長した「水戸偕楽園川越号」「水戸偕楽園君津号」も設定。高尾駅から「水戸偕楽園高尾号」も運転される。

3月2・3日は「水戸偕楽園川越号」(川越駅8時3分発・偕楽園駅10時6分着・勝田駅10時16分着、勝田駅14時56分発・川越駅17時19分着)と「水戸偕楽園平塚号」(平塚駅8時10分発・偕楽園駅10時21分着・勝田駅10時30分着、勝田駅16時24分発・平塚駅18時41分着)をそれぞれ1日1往復運転。「水戸偕楽園川越号」はE653系7両編成(全車指定席)、「水戸偕楽園平塚号」はE657系10両編成(全車指定席)を使用する。

3月9・10日は「水戸偕楽園君津号」(君津駅7時38分発・偕楽園駅10時6分着・勝田駅10時16分着、勝田駅16時7分発・君津駅18時53分着)、3月16・17日は「水戸偕楽園高尾号」(高尾駅7時45分発・偕楽園駅10時6分着・勝田駅10時16分着、勝田駅16時7分発・高尾駅18時37分着)と「水戸偕楽園平塚号」(時刻・使用車両は3月2・3日と同じ)をそれぞれ1日1往復運転。「水戸偕楽園君津号」「水戸偕楽園高尾号」はともにE653系7両編成(全車指定席)を使用する。

その他、3月9日に特急列車の上り「ひたち92号(水戸偕楽園号)」も運転。水戸駅から同一車両で快速「水戸偕楽園号」となり、偕楽園駅にも停車する。

  • 期間限定で開設される偕楽園駅。下り特急列車・普通列車が臨時停車する

臨時列車の特急「絶景ネモフィラ号」は、国営ひたち海浜公園のネモフィラが見頃を迎える時期に合わせ、4~5月に運転される。今年は運転区間を延長した「絶景ネモフィラ高尾号」「絶景ネモフィラ平塚号」「絶景ネモフィラ君津号」「絶景ネモフィラ川越号」を設定した。

4月13・14日は「絶景ネモフィラ高尾号」(高尾駅7時45分発・勝田駅10時16分着、勝田駅16時7分発・高尾駅18時37分着)と「絶景ネモフィラ平塚号」(平塚駅8時10分発・勝田駅10時29分着、勝田駅16時24分発・平塚駅18時41分着)をそれぞれ1日1往復運転。「絶景ネモフィラ高尾号」はE653系7両編成(全車指定席)、「絶景ネモフィラ平塚号」はE657系10両編成(全車指定席)を使用する。「絶景ネモフィラ平塚号」は4月20日も同時刻で運転される。

4月20・21日は「絶景ネモフィラ君津号」(君津駅7時38分発・勝田駅10時16分着、勝田駅16時7分発・君津駅18時54分着)、4月27~29日は「絶景ネモフィラ川越号」(川越駅8時3分発・勝田駅10時16分着、勝田駅16時7分発・川越駅18時20分着)をそれぞれ1日1往復運転。両列車ともE653系7両編成(全車指定席)を使用する。5月3・4日は「絶景ネモフィラ高尾号」(時刻・使用車両は4月13・14日と同じ)を1日1往復運転する。

水戸支社管内でE653系またはE657系を使用する臨時列車は他にもあり、4月6日はE653系7両編成(全車指定席)の特急「宮城・福島花めぐり号」を水戸~福島間(常磐線・東北本線経由)で1往復運転。5月26日は国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」に合わせ、E657系10両編成(全車指定席)の特急「相馬野馬追号」を東京~原ノ町間で1往復運転する。6月1日はE653系7両編成(全車指定席)の特急「常磐日光号」を高萩~日光間(常磐線・水戸線・日光線など経由)で1往復運転する。