フォーミュラE東京大会まであと約2カ月!「TOKYO ZEV ACTION × フォーミュラ E 東京大会 PRイベント」開催

2024年3月30日に「ABB FIA Formula E World Championship round 6 Tokyo E-Prix(以下「東京E-Prix」)」が日本で初開催されることは既報の通り。開催までおよそ2カ月となった1月18日、東京都庁第一本庁舎にて「TOKYO ZEV ACTION × フォーミュラ E 東京大会 PRイベント」が開催された。

【画像】フォーミュラEの本格的シミュレーターで運転する小池百合子東京都知事ほか(写真5点)

このPRイベントには、小池百合子東京都知事とフォーミュラEオペレーションリミテッドのジェフ・ドッズCEOが登場した。オープニングでは小池都知事が、今シーズンのフォーミュラEが先週メキシコで開幕し、東京E-Prixが開催まであと約2カ月に迫ったこと、そしてZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)普及のための一大イベントであることを強調。あわせて、観戦チケット先行予約についても明らかにされた。

続いて登場したジェフ・ドッズCEO は、フォーミュラEの概要を説明。10年前に始まったフォーミュラEはふたつの目標を設定している。最初のゴールはフォーミュラEを通じてZEVに関する認知を広めること。そして2番目のゴールは、環境問題や気候変動問題について教育していく、というものだ。非常に競争力のあるシーズンを経て、最初の目標はある程度達成されたが、2番目のゴールについては継続的に取り組んでいく必要があり、東京E-Prixは目的達成のためにとても有益な機会であるという趣旨のスピーチをおこなった。

またジェフ・ドッズCEOは、22台のレーシングカーが東京都心の公道で競うエキサイティングなレースを観に、多くの人に足を運んでもらいたいと、同日より先行予約が始まった観戦チケットの金額についても言及。価格は大人12,000円~、こども6,000円~という設定となっている。

会場には、レースが開催される東京ビッグサイトを中心としたコースを一足先にドライバー目線で体感できるよう、本格的なシミュレーターが設置されている(一般による体験は1月18日から1月24日までの間、10時~18時にて実施。1月18日のみ14時~)。今回のPRイベントでは小池都知事自らがステアリングを握って走行を披露した。

小池都知事のドライビングについて感想を求められたドッズCEOは「素晴らしいドライビング、そして安全運転でしたね。佐藤琢磨選手や角田裕毅選手にも負けていませんよ」「彼女が現時点でのコースレコード保持者です」と話し、会場を沸かせた。

また、3月30〜31日の2日間にわたり『E-Tokyo Festival 2024』が開催されることも同時に発表された。このイベントでは最新ZEV車両の展示や、東京E-Prixを大画面で見ながら応援できるパブリックビューイングなどがおこなわれる予定だという。