ニッポン放送・大泉健斗アナウンサー

◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム1・2月のテーマは“自主トレ、春季キャンプ”

 「ヤクルトの松本直樹選手の自主トレの取材に行こうと思っていまして、立教大の野球部時代のチームメイトで僕と彼は同期ということもありました」。

 ニッポン放送の大泉健斗アナウンサーは、20年1月に立教大野球部時代の同期でヤクルトの松本直樹、当時現役選手だった雄平(現楽天コーチ)らの自主トレに参加したエピソードについて語ってくれた。

 先輩のニッポン放送・山内宏明アナウンサーとともに、自主トレに参加。「最初はグラウンド端で練習を見ていて、ご挨拶ぐらいのイメージだったんですけど、途中から僕と松本直樹が同級生で野球経験者ということを雄平さんがわかっていたので、“練習を手伝ってもらえないですか”と言われて、僕ももしかしたらそうなるかなと思ってジャージとグラブを持ってきていた。はい!って二つ返事で答えて着替えてグラウンドに入りました」。

 大泉アナ自身立教大野球部出身ということもあり、プロ野球選手の自主トレに参加。ノックの補助やキャッチボールを手伝った。

 「僕はボール拾いであったりとか、一塁でノックの送球を受ける役割をやらせてもらったんですけど、外で見るよりも中に入ったほうが実際の守備の柔らかさ、動きのキレ、肩の強さ、ボールの威力、それが思っていたよりも伸びてきましたね。グラウンド外ではわからないようなプロ野球選手の身体能力の高さ、凄さを目の当たりにしました。改めてプロの凄さを実感しましたね」。

 自主トレが終わった後は、選手たちと一緒にランチをしたという。

 「とにかく食べる量がすごくて、ハンバーグ、ステーキとか、おかずを2品ぐらい注文するんですよ。平気でライスを3、4杯、あっという間にたいらげていたので、食もアスリートの大事な要素なんだなと感じましたね」。

 「細かい話とかはあまり覚えていないんですけど、取材とかではできない砕けた話というか、談笑じゃないですけど、顔と顔を突き合わせて話すので、選手の性格、パーソナリティを理解できて貴重でしたね」。

 大泉アナにとって有意義な時間になった。自主トレの経験が、実況に活かされたことはあったのだろうかーー。

 「シーズン中にグラウンドで会うと選手から挨拶してくれたり、バッティングの状態とか、記者に話さないようなことでもぽろっと話してくれたりとか、そういうネタがとれたりするんですよね。それをすると実況にも、こういう選手ですとか織り込めたりとか、そういうのをできたりしましたね」。

 最後に今年もショウアップナイターを聴いてくださるリスナーに向けて「去年はたくさん取材したんですけど、それを自分の中継の中で活かしきれない部分が結構多くて、実況で余裕がなくて活かせない部分も多かった。今年は取材したことをしっかり自分の中継に活かして、親近感を覚えてもらえるような。こんな側面があるんだ、こんな一面があるんだというのをよりリスナーの皆さんに感じてもらえるように、寄り添った中継をしていきたいと思っています」と決意を述べた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)