400Fが運営する家計診断・相談サービス「オカネコ」は、「オカネコ 新NISAの利用意向調査」結果を1月17日に発表した。同調査は、2024年1月4日〜7日の期間、全国の「オカネコ」ユーザー1,594人を対象にインターネットを用いて行われた。
2024年1月から新しいNISA制度が導入されたことを知っているか尋ねると、「知っている」は86.6%、「知らない(アンケートで初めて知った)」は13.4%だった。
さらに、新NISAが導入されたことを知っている人に、内容把握ができているかを尋ねると、32.4%の人が「内容について把握していない」と回答。3人に1人は新NISA制度が導入されたことは知っていても、内容までは把握できていないことがわかった。
2024年1月から始まった新NISAを利用しているかの質問に対して「利用している」が37.8%、「利用を検討している」が20.0%、「利用していない」が42.2%という結果になった。
さらに、利用している人に利用目的を質問したところ、「余剰資金を増やすため」が最も多く69.9%、次いで「老後の資金を貯めるため」(63.5%)と続いた。この結果から、余剰資金を上手く資産運用に回し、将来の資金対策をしている人が多い傾向にあったという。
新NISAではつみたて投資枠の年間非課税投資枠が40万円(月3.3万円)から120万円(月10万円)に。そこで、新NISAの利用者に、毎月の積立金額を尋ねたところ、「9万円以上~10万円未満」(36.5%)と回答した人が最も多く、毎月の積立平均額は60,689円だった。
昨年に同社で実施した「新NISAの利用意向調査」の旧NISA・つみたてNISAでの毎月の積立平均額と比較すると+37,273円と大幅アップ。非課税枠を最大限に活用し、積極的に資産形成を行おうとしている人が多いことがうかがえるという。
続いて、新NISAの未利用者に利用していない理由を尋ねたところ、最多は「新NISAを利用するまでの手続きが面倒・おっくうだから」(28.1%)、次いで「新しいNISA制度とこれまでのNISA制度の違いがわからず、具体的な行動に移せない」(24.0%)という結果になった。
また、投資・資産運用をしていない人に、その理由を質問したところ、44.7%の人が「資産運用の知識がなくやり方がわからない」と回答。投資・資産運用について手続きや情報面でのサポート不足により、行動に移せないことが判明したという。