ヤマハ発動機が小さな電気自動車(EV)7車種を一挙に公開した。バイクのイメージが強いヤマハがクルマ、しかもEVを作る理由は? どんな用途で使う乗り物なのか。気になったので「東京オートサロン2024」で実物を見てきた。
ヤマハが作るのは土台の部分
ヤマハでは現在、小型低速EV向け汎用プラットフォーム「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」の開発を進めている。活用のアイデアは領域を問わず模索中。共創・協業パートナーも探していくという。
プラットフォームはEVづくりの土台となる重要な部分。1~2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定して開発しているそうだ。複数の車体を連結できたりバッテリーの数を変えられたりなど、用途によって仕様変更が可能な高い自由度と汎用性が特徴となる。搭載する電動モーターはヤマハ製。バッテリーは脱着式のホンダ製「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載する。
用途はアイデア次第?
公開となった7車種は、プラットフォームの活用例を示すコンセプトモデル。後方のディスプレイと合わせて見れば使用環境が想像しやすい。