歌舞伎俳優・八代目 市川染五郎が、22日発売の月刊誌『JUNON』2024年3月号(主婦と生活社)に登場する。
美しくも妖艶なビジュアルと目を奪われてしまう存在感で注目を集める市川が同誌初登場。今号では、市川のプライベートにせまるQ&A「市川染五郎を知る8のこと」や、2月3日より福岡・博多座で上演する『二月花形歌舞伎』についても聞いている。
■八代目 市川染五郎 インタビュー抜粋
歌舞伎俳優の市川染五郎です。JUNONを読んでいる方で、歌舞伎に興味を持っていただいている方はなかなか少ないのではと思いますが、若い世代の方々にも、「こんなことをやっている同世代もいるんだな」と、まずは知っていただけたらうれしいです。昔、学校の授業で歌舞伎が取り上げられたとき、正直、「ああ、これじゃ興味持ってもらえない」って思ったんですよね。学校で習ったような、昔ながらの“歌舞伎”のイメージを持たれている方も多くいらっしゃると思います。もちろん、何百年も前から変わらずやり続けている古典作品もありますが、その一方で、毎年のように新しい作品ができて上演されていますし、わかりやすい古典作品もたくさんあります。その時代のものを取り入れながら、時代に合わせたかたちに変化し、進化をしている、意外と柔軟性がある演劇なんです。古典だけ見てもさまざまですが、現代の人が親しみやすいような作品も次々出て、本当にいろんなかたちがあるのが歌舞伎の大きな魅力。何かひとつは「おもしろいな」「好きだな」と思ってもらえるものがあるはずなので、ぜひ、一度は触れていただけたらと思っています。
【編集部MEMO】
雑誌『JUNON』は、1976年創刊の月刊誌。テレビ、映画、音楽シーン、スポーツなど各分野で“今いちばん輝いているスター”たちが登場する。