JR東日本東北本部は19日、春の期間(2023年4~6月)に運転する臨時列車として、南東北の旅を楽しむための新しい観光列車「SATONO(さとの)」を運転開始すると発表した。4月から磐越西線で「あいづSATONO」、6月に左沢線で「さくらんぼSATONO」として運転される。
「SATONO」は「リゾートあすなろ」として運転していたディーゼルハイブリッド車両(HB-E300系)のうち2両を改造した観光列車。1号車はグリーン車で4人掛けボックスシートと2人掛けボックスシートを中心に配置。2号車は普通車で2人掛けのリクライニングシートを中心に配置し、両端に大きな窓から風景を眺められる展望スペースを用意している。
全車指定席となっており、1号車(グリーン車)の定員は25名で、4人掛けボックスシート12席、2人掛けボックスシート10席、1人掛けシート3席。2号車(普通車)の定員は34名で、2人掛けリクライニングシート32席、1人掛けリクライニングシート2席を備える。グリーン車指定席の料金(大人・こども同額)は150kmまで2,000円、151km以上は3,000円。普通車指定席は小名と840円・こども420円。どちらの席も乗車券が別途必要となる。
観光列車「SATONO」は春の期間中、4~6月に磐越西線で快速「あいづSATONO」、6月に快速「さくらんぼSATONO」として運転される。快速「あいづSATONO」の運転日は4月6・7・13・14・20・21日、5月3・4・5・6・11・12・18・19・25・26日、6月・1・2・8・9日。郡山駅10時5分発・喜多方駅12時1分着、喜多方駅15時32分発・郡山駅17時16分着で運転され、郡山~喜多方間で途中の磐梯熱海駅、猪苗代駅、会津若松駅に停車する。
快速「さくらんぼSATONO」の運転日は6月15・16・22・23・29・30日。山形駅11時15分発・左沢駅12時2分着、左沢駅14時6分発・山形駅14時47分着で運転され、山形~左沢間で途中の北山形駅、羽前山辺駅、羽前長崎駅、寒河江駅に停車する。