シャープは、片手でスマートフォンのように持てるカラー電子辞書「Brain」の新機種として、高校生向けの学習機能を強化した「PW-S3」を2月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は59,000円前後を見込む。カラーはネイビー系。
電子辞書の本体画面を180度回転させることで、スマホやタブレットのように片手持ちの縦型スタイルにも変更できる電子辞書「Brain」(ブレーン)の新機種。
最大の特徴は、電子辞書機能に加え、すきま時間を使った勉強にも使える“学習機”としての機能を強化していること。2022年発売の「PW-S2」よりも学習機能を強化しており、「通学時や休憩時間などにもゲーム感覚で楽しみながら日々活用することで、学力アップと学習習慣の定着が図れる」とする。
具体的には、英語の単語学習に使える「暗記ツール」や、「自動単語帳」といった学習機能を一覧で表示する「学習メニュー」を新たに採用。対応する171のコンテンツの中から使いたいコンテンツにすばやくアクセスできるようにしている。
「暗記ツール」では、英単語の意味や用語の一部などを隠しながら学習可能。また、電子辞書本体に向けて英文を話して録音することで、自分の発音を採点できるコンテンツなども搭載する。さらに、英単語の意味をクイズ方式で学べる「4択学習」機能を新たに搭載。短時間で取り組める10問ワンセットの形式で、間違えた問題にはあとでリトライして復習できるようにした。
辞書機能では、「ジーニアス英和辞典 第6版」をはじめ、本格的に英語を学ぶための辞書など全277コンテンツを収録。英和辞典、国語辞典や古語辞典、日本史・世界史辞典、物理事典や化学事典など6教科に対応している。
英語では「ウィズダム英和辞典」や「コンパスローズ英和辞典」などが利用でき、「ジーニアス英和辞典 第6版」も用例を追加し約10万の例文を収録。ほかにも大学生向けの「リーダーズ英和辞典」や「リーダーズ・プラス」、「ロングマン連語類語辞典」といったハイレベルな英語辞書を収録した。
本体の表示部には、5.5型/854×480ドットのカラー液晶を搭載。本体メモリーは約200MBで、最大32GBまでのmicroSD/SDHCメモリーカードが使えるカードスロットも装備する。内蔵バッテリーで動作し、連続表示できる時間は最大約140時間。連続使用時間は最大約70時間(カード非装着で、1時間当たり55分画面表示し、さらに検索操作を繰り返し5分行った場合)。
本体サイズは、閉じた状態で152.4×94.5×18.4mm(幅×奥行き×高さ、突起部を含む)。重さは約260g(リチウムイオン充電池、タッチペンを含む)。ACアダプターやmicroUSBケーブルなどが付属する。