ロイヤリティ マーケティングは1月18日、「老後に関する調査」の結果を発表した。調査は2023年11月14日~11月20日、20歳~69歳のPontaリサーチ会員1,000名を対象に、インターネットで行われた。

「老後」だと思う年齢は平均「65歳から」

  • 老後だと思う年齢は?

    老後だと思う年齢は?

老後は何歳からだと思うかと質問したところ、平均65歳という結果に。5歳刻みで回答結果を確認すると、「65~69歳」が38%と最も高く、次いで「70~74歳」(26%)、「60~64歳」(19%)と続き、累計すると「74歳以下」で全体の90%を占めた。

  • 老後生活への不安

    老後生活への不安

次に、老後生活への希望があるかと聞いたところ、「希望あり」が43%、「希望なし」が57%という結果に。特に、女性30代で「希望なし」が70%と最も高くなった一方で、60代は男女ともに「希望あり」が50%前後と高かった。

老後の生活に「不安を感じる」が8割

また、老後の生活に「不安を感じる」と回答した人は80%。特に「生活費や年金などのお金」(82%)に不安を感じている人が多く、どの性年代でも80%前後と高い割合に。次いで「体力やケガ、病気などの健康」(69%)、「介護」(自分自身)(52%)と続き、一方で、「体力やケガ、病気などの健康」は男女ともに40代以上で高くなっており、加齢によって不安が顕在化する様子が見られた。

  • 老後の生活に備えた取り組み

    老後の生活に備えた取り組み

次に、老後の生活に備えた取り組みについて聞いたところ、実際に「備えをしている」が31%、「備えをしたいが何もしていない」が59%という結果に。高年代において「備えをしている」が高い傾向となり、特に男性60代が50%と高かった。また、取り組み開始時期を教えてもらったところ、平均値は48歳となった。

老後の生活に備えて取り組んでいる内容は、「貯蓄や投資など資産構築」が85%で突出して高く、具体的な手段としては、「預貯金」が最多の84%。次いで「投資信託」「定期預貯金」がともに43%で続き、目標額は多い順に「3,000万円以上」(20%)、「2,000万円以上3,000万円未満」(16%)、「1,000万円以上2,000万円未満」(15%)となり、合わせて50%以上が「1,000万円以上」を目標としていることがわかった。