◆ 新人ではドラフト2位・松本健吾も
ヤクルトは18日、東京の明治記念館で一、二軍合同のスタッフ会議を開き、春季キャンプに向けてメンバーの振り分けなどを行った。
右肘痛からの完全復活を目指す奥川恭伸は一軍キャンプスタートが決定した。髙津臣吾監督が明らかにした。
髙津監督は奥川について「登板日も決めて、そこに合わせてしっかり調整してくれというのは、投手コーチから伝えてもらうつもりです。そこに投げられなかったら、次のことを考えないといけないですし、目標を設定して、繰り返さないように。ここまでも繰り返しているんですけど、これ以上繰り返さないように。これ以上失敗しないように、彼に合ったフォローを見つけてあげたいと思っています」と話した。
さらに「手探りの部分も間違いなくあると思うので、そのときそのときに合ったものを見つけてあげるのが一番かなと思います。しっかりコミュニケーションを取って、しっかり意見を共有して、出し合って、いろいろなものを見つけてあげたい」と、復活を期す右腕への思いを口にした。
新人ではドラフト2位の松本健吾(トヨタ自動車)のみが一軍キャンプスタートが決まった。同1位の西舘昂汰(専大)と同3位の石原勇輝(明大)に関しては「まだ準備ができていないということです。連れて行く段階ではない」とし、松本に関しては「しっかり動けてますし、投げられてますし、身体的にも問題ない」と、説明した。
V奪回へ向けて、奥川の復活、さらに新戦力の台頭が望まれる。チームは気持ちをあらたに2月のキャンプを迎える。
取材・文=別府勉