otalabは、「睡眠に関する実態調査」を1月17日に発表した。同調査は、47都道府県在住のZ世代895人を対象に2023年12月11日~12月12日の期間、インターネットを用いて行われた。
まず、Z世代の平均睡眠時間を調査するべく、「1日に平均何時間寝ていますか?」という質問を行った。回答を見てみると、最も多かったのは「5~6時間」、次いで「7~8時間」という結果となった。
また、平均睡眠時間が10時間以上という人もいれば1時間未満という人もおり、Z世代の平均睡眠時間にはかなり幅があることが見受けられた。Z世代には学生も社会人も含まれるため、日常の生活リズムによっても睡眠時間に違いが生まれているのかもしれない。
続いて、「ご自身の毎日の睡眠時間に満足していますか?」という質問を行った。結果を見てみると、約半数の人々が自身の睡眠時間に「満足していない」という実態が明らかになった。
満足できる睡眠時間というのは人それぞれであるが、なかなか自分にとって適切な睡眠時間を確保できていない人も多いことが見受けられた。
では、Z世代の人々は一体どれぐらいの頻度で睡眠不足を感じているのだろうか。真相を知るべく質問を行ってみると、Z世代の約2割が「毎日」睡眠不足を感じているという結果となった。
反対に、「睡眠不足を感じない」と回答した人は約1割でかなり少ない結果となり、頻度問わず9割ほどのZ世代が睡眠不足を感じているという実態が明らかになった。
続いて、睡眠不足を感じる原因として多いものは一体何なのかを知るべく、1つ前の質問で「睡眠不足を感じない」と回答した以外の人々を対象に質問を行った。回答を見てみると、原因として最も多かったのは「つい夜更かしをしてしまう」、次いで「悩みやストレスを感じている」という結果となった。
「つい夜更かしをしてしまう」という人が多い理由としては、仕事や学校以外のプライベートの時間にやりたいことが多かったり、趣味の時間を楽しむことに夢中になって睡眠時間を削ってしまうという人が多いからではないかと考えられた。また、生活リズムが乱れてしまうことにより睡眠不足を感じている人も多数おり、正しい生活リズムを保てるよう自身で調整することも、適切な睡眠時間を確保するうえで重要であることが見受けられた。
では、Z世代の人々は一体どのような睡眠の悩みを抱えているのだろうか。真相を知るべく調査を行ったところ、最も多かったのは「たくさん寝ても眠い」というものであり、次に「寝ても疲れが取れない」という回答が続く結果となった。
上記に挙げた2つの悩みを持っている人の割合が大きいということは、Z世代は「睡眠の質」に問題を抱えている人が多いのではないかと考えられた。また、「なかなか眠れない」や「眠っている途中で目が覚める」といった睡眠不足に直結するような悩みを持っている人も多く、少し気掛かりな結果となった。
続いて、「睡眠時間が日中のパフォーマンスに影響を与えていると思いますか?」という質問を行った。回答を見てみると「はい」と答えた人が約80%となり、多くの人が「睡眠時間は日中のパフォーマンスに影響を与えている」と考えていることが明らかになった。
睡眠時間は体調にも直接的に影響するものであるため、日中のパフォーマンスを上げるためにも自分にとって適切な睡眠時間を確保することを心掛けていきたいものである。
最後に、「睡眠の質を高めるために何か行っていることはありますか?」という質問を行った。回答を見てみると、最も多かったのは「特に何もしていない」、次いで「寝る前にスマホを見ないようにする」という結果となった。
睡眠の質を高めるために「特に何もしていない」という人は最も多かったものの、今回の調査人数の約3割ほどであり、反対に残り約7割の人々は睡眠の質を高めるために何かしらの対策を行っているという実態が明らかになった。