新しく入社した会社やクラス替えで初対面の人と会ったとき、商談の前のアイスブレーク、飲み会、合コン、婚活パーティー、友達が席を外して、友達の友達と二人きりになったときなど…。フリートークが必要になり、何を話そうか悩むことはありませんか。
フリートークの際には、テーマ選びが非常に重要。テーマによって話が盛り上がることもあれば、その場の雰囲気が悪くなることもあるからです。本記事ではフリートークに役立つ話題と、トークが盛り上がるためのコツを紹介します。
フリートークのテーマ一覧 - ビジネスから恋愛まで使える話題23選
フリートークをする場合は、まずは無難で、話が広がりやすい話題を選びましょう。距離が縮まってきたら、少しずつ深い話をするといいですよ。
ここでは、ビジネスシーンから恋愛にまで使える、便利なトークテーマを紹介します。
天気や時候
天気や時候の話題は、フリートークのテーマとして鉄板です。
「今日は肌寒いですね」「この頃春めいてきましたね」「花粉の季節がやってきて、参りました」など、そのときに感じたことをそのまま話せるからです。
無難な話題でありトークの相手も反応に困らないため、とても使いやすいテーマです。
最近気になるニュース
最近気になるニュースも、フリートークのテーマとしては一般的です。
気になる芸能ニュースについて話したり、時事ネタについて触れたりすれば、会話が続くでしょう。
ただしこうしたニュースをトークテーマにする場合は、思想や倫理観に話が及ぶ可能性もあります。また、暗いニュースだと雰囲気が悪くなることも。そのため基本的にはライトなニュース、明るいニュースを選ぶといいでしょう。
飼っている・飼いたいペットの話
自宅で飼っている犬や猫といったペットの話も、フリートーク向けのテーマです。
トイプードルや柴犬、スコティッシュフォールドなど、わが家の大切でかわいい愛犬や愛猫の話をしたり、写真を見せたりすれば、場が和むでしょう。相手がペットを飼っている場合は、いろんな話を聞かせてくれるはずです。
中には、イグアナやカメレオンといった、変わった生き物をペットにしている人に出会えるかもしれません。
もしあなたがペットを飼っていない場合は、飼いたいペットの話や、実家で飼っているペットの話などでもいいでしょう。
おすすめの映画やドラマなどの話
おすすめの映画やドラマの話も、無難で、フリートークに使えます。
最近見た映画はもちろんのこと、過去に見た映画で印象深かったもの、一時期流行したトレンディードラマなど、少し切り口を変えれば、話題に尽きることはありません。
ただしホラー系やグロテスクなもの、ドロドロの不倫モノなどについては苦手な人も多いので、相手の反応を見ながら慎重に話を進める必要があります。
趣味・最近のマイブーム
自分の趣味や最近のマイブームも、トークテーマとしてうってつけです。
趣味やマイブームがないという人は、大それたことでなくてもいいので、最近よくやっていること、いいなと思っていることを思い浮かべましょう。
例えば「ところてんが好きで、いろんなところてんを食べ比べている」「帰り道は自宅の一駅前で降りて歩いている」「ようやくお気に入りの歯磨き粉を見つけた」など、何気ないことでも、話が盛り上がる可能性があります。
好きな食べ物
自分の好物や、最近食べたおいしいもの、食べてみたいものでも話は盛り上がります。
好きな食べ物を知れば、相手の意外な好みに気が付くきっかけにもなるでしょう。フリートークの後で、食事会に発展する可能性もあります。
好きなアーティスト・推し
好きなアーティスト、推しをテーマにすると、気の合う仲間を見つけられるかもしれません。さらに話が盛り上がれば、「今度一緒にコンサートに行こう」と意外な方向に話が及ぶこともあり得ます。
相手の推しを聞いてフリートークが盛り上がれば、新たな推しを発見するきっかけになる可能性もありますよ。
行ってみたい場所
旅行や休日に行ってみたい場所も、会話しやすいでしょう。
自分が行ってみたい場所に相手が行ったことがあるということもあり得ますし、なぜそこへ行きたいのを説明すれば、話が広がりやすいです。
関連して、「○○に行きたいなら、△△もきっと好きですよ」なとど、話が発展する可能性もあります。
出身地
相手と出身地が偶然にも同じ場合は、とても盛り上がることでしょう。そうでない場合も、方言はあるのかや、その地域の特産物、観光地などの話題に発展させることができます。
ただし、出身地や本籍については差別や偏見を生みやすい側面もあり、面接では聞いてはいけない項目でもあります。フリートークで盛り上がりやすいテーマである一方、デリケートな話題であることにも注意して、相手の反応をよく見て会話するようにしてください。
今、一番欲しいもの
今一番欲しいものも、人によって答えが幅広く、盛り上がりやすいテーマです。
「お金はいらないから、趣味で集めている○○のトレーディングカードの△△がほしい」「うちの赤ちゃんの考えを翻訳してくれる機械がほしい」といった、意外な意見が出てくるかもしれません。
好きなブランド
好きなブランド、こだわりのあるブランドについてフリートークするのも、会話がはずみます。
相手が身に着けている時計やアクセサリー、コスメなどから会話を広げることもできます。
また、人によっては食べ物や自動車、雑貨などあらゆるものにこだわりを持っている人もいます。世の中の意外なブランドを知るきっかけにもなるでしょう。
幸せを感じる瞬間
日常生活の中で幸せを感じる瞬間は、誰にもよくあることです。
おいしいものを食べたとき、好きな人と一緒にいられたとき、夢がかなったとき、こうした幸せを感じる瞬間について、フリートークで話すのも盛り上がります。
幸せを感じる瞬間は人それぞれ違うため、価値観の違いにも気付けるでしょう。
最近うれしかったこと
幸せだと感じたことと同じく、うれしかったこともフリートークで盛り上がりやすいテーマの一つです。
ほんのささいなことから、大成功を収めたときまで、うれしさも人それぞれ違います。
幸せを感じたことやうれしかったことは楽しい話として笑顔を作り出し、場の雰囲気も良くしてくれるでしょう。
最近泣けたこと
やや深い話にはなりますが、最近泣けたことも、話が広がりやすいです。
泣けたことといっても、うれし涙、悔し涙、苦労の涙、感動の涙など、涙を流す場面は人それぞれ違います。泣けたことは共感を生みやすく、フリートークでも思わず感情移入して話が盛り上がるでしょう。
今までで一番楽しかったこと・つらかったこと
今まで一番楽しかったことやつらかったことは、共感を生みやすいトークテーマです。
楽しかった思い出は温かい気持ちになり、つらかった思い出はフリートークの相手との距離感をよりいっそう縮めてくれることでしょう。
過去にやらかした失敗談
少し勇気が要りますが、過去の失敗談、しくじり話をしてみるのも大いに盛り上がります。
過去の失敗を笑い飛ばすためにも、恥ずかしがらずに失敗談を話してみましょう。自分の弱みを見せることで、親近感を抱いてもらえるかもしれません。
ただし、相手の失敗談を無理に聞き出すのは避けましょう。
仕事の話
毎日多くの時間を割いている仕事についてなら、知らず知らずのうちに話のネタがたまっているものです。
同じ職場の同僚であればもちろんのこと、業種が違う人との話も、新たな発見があり新鮮に感じられます。
ただし、愚痴の度が過ぎて会社や仕事の悪口にならないように、また情報の漏えいには気を付けましょう。
キャリアプランについて
やや深い話になりますが、仕事に関係したテーマとして、キャリアプランについて話してみるのもいいでしょう。
5年後、10年後にどうなっていたいのか、どのような仕事をしていたいのかといった話は、普段あまりすることがないため新鮮です。
仕事に限らず、将来こうなりたいとお互いに夢を語り合うのも、フリートークならではの醍醐味(だいごみ)です。
お互いの第一印象
互いの距離が縮まってきたら、お互いの第一印象を聞いてみるのも、面白いかもしれません。
「初対面では何だか話し掛けづらかったけど、○○の件で、意外とそうでもないことに気が付いた」など、エピソードも交えて話すと会話がふくらみます。
普段気が付けない自分の印象を知れる、良い機会になるでしょう。
過去の恋愛エピソード
相手との距離感が縮まってきた場合や、その場の雰囲気に合わせて、過去の大恋愛や失恋エピソードなど、その人なりの恋愛話に花を咲かせるのもいいでしょう。
共感したり、その場にいる人同士で意見が割れたりと、会話が盛り上がるはずです。
好きな人のタイプ
同じく場の雰囲気に合わせて、思いをはせている人、理想の人のタイプなどについて話すのも、興味深いでしょう。
あの人のここがいい、こういう人は恋愛対象として魅力的だといった話から、その人の価値観や志向性がわかり、意外な発見があるかもしれません。
学生・子どものときの思い出、部活や習い事について
子どものとき、学生時代の思い出も盛り上がるでしょう。特に学生時代に一生懸命取り組んだ部活や、仲間とともに過ごしたひと夏の思い出など、学生ならではの話題は豊富にあります。
子どものときによく食べていた駄菓子、はやっていた遊びなど、純粋だった子ども時代の話で、少し感傷的な気分に浸るのもいいかもしれません。
過去と未来、行けるならどっち? その理由は?
場の雰囲気に合わせて、もしもタイムマシンがあったら過去と未来のどちらに行きたいかなど、ややとっぴな話をするのもいいでしょう。
「過去の歴史上の人物、○○に会ってみたい」「未来はどうなっているのか見てみたい」など、人によって大きく意見が分かれるため、話が盛り上がります。想像の話であり、プライベートをさらけ出さずに話せる話題でもあるため、意外と話しやすいということもあります。
瞬間移動できる能力と透明人間になれる能力のどちらがほしいか、一日だけ生まれ変わるなら億万長者か魔法使いかなど、横展開していくのも楽しいでしょう。
フリートークで盛り上がるためのコツ・注意点
フリートークで盛り上がるためにはコツや注意点があります。一番大切なのは、相手に配慮すること。下記で細かく見ていきましょう。
相手との関係性や、興味がありそうなことから話題を選ぶ
フリートークを盛り上げる大切なコツの一つは、相手との関係性や相手の興味について考えることです。
まだ会ったばかりでそれほど親しくないビジネス相手に、いきなり過去の失恋話をしても、相手は困ってしまうでしょう。あるいは、相手が興味のないことをテーマにしても、つまらない時間が流れるだけです。
相手のことを思いやる気持ちを持って、フリートークに臨みましょう。
デリケートな話題は避ける
フリートークにはテーマとしてふさわしくない、デリケートな話題もあります。
例えば、政治や宗教など意見が割れるもの、差別につながる話、プライベートに踏み込んだ話、誰かの悪口や誹謗(ひぼう)中傷などは、相手を不快な気分にさせたり、トラブルの基となったりします。
フリートークはあくまで楽しむものであって、相手を批判したり、誰かを傷つけたりするものではないことを強く意識してください。
相手が嫌そうならすぐに話題を変える
誰しも、話したくないことや触れられたくないことはあります。会話の最中に、相手の言葉やしぐさ、表情などに少しでも違和感を覚えたときは、すぐに話題を変えましょう。
相手が嫌がることを根掘り葉掘り聞いたり、逆に聞かせたりするのは、デリカシーが無く、ハラスメントにもつながります。
まずは自分から話す
フリートークでは、自分から積極的に話すことがポイントです。
相手からの話を待っていたのでは、いつまでたってもフリートークが始まりません。また、まずは自分が情報を開示することで、相手も温度感が分かり、話しやすくなるでしょう。
ただし自分ばかり話して一人舞台になっていては、お互いの距離は縮まりません。まずは自分が話してから、会話のキャッチボールを心掛けましょう。
相手の発言にはしっかりと相づちを
相手が発言したときには相づちを打つなどして、しっかりと反応しましょう。せっかく一生懸命話したのに聞いているのかどうかわからなかったり、反応が薄かったりすれば、相手は話す気力がうせてしまいます。
相づちを打ったり表情で反応したりすることは、コミュニケーションにおいて最低限のマナーです。
質問されたら回答して終わらず、質問を返す
せっかく相手が質問してくれたのに、それに対して回答を返しているだけでは、会話は弾みません。
質問に対して回答した後に、「あなたならどうする?」「似たような経験ってありますか?」などと、一言質問を返してみましょう。フリートークはさらに広がりを見せるはずです。
周囲の人を巻き込む
3人以上の場のときは、限られた人だけが話すのではなく、なるべくその場にいる全ての人を巻き込むようにしましょう。話のバリエーションが増え、さらにいろいろなテーマに展開します。
10人いれば10通りのネタがあり、さらに話が盛り上がるはずです。
フリートークのテーマ一覧から、好きな話題を選んで会話を楽しみましょう
今回はフリートークで盛り上がるテーマを紹介しました。
フリートークは誰もが楽しめる話題を選ぶとともに、相手のことを考えて話を進めることが重要です。楽しい場で配慮のない話題に触れたり、発言を無理強いしたりするのは禁物です。
この記事で紹介したテーマを参考にして、フリートークで大いに盛り上がりましょう。