「郵便局留め」は、荷物を自宅以外で受け取りたいときに便利なサービスです。本記事では、郵便局留めの送り方や受け取り方を紹介します。また、郵便局留めを利用するときの注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
郵便局留めの送り方
まずは郵便局留めの送り方を解説します。
宛先の書き方
郵便局留めで送る際は、受け取り希望の郵便局の郵便番号を記入し、宛先に「〇〇郵便局留」と記入します。郵便番号や郵便局名は郵便局の公式サイトで調べることが可能です。また、受取人の住所・名前や電話番号なども記入しましょう。
発送方法
発送方法は通常の郵便物と同じで、荷物を郵便局の窓口に持ち込むかポストに投函します。ゆうパックの場合は、日本郵便と提携しているコンビニ(ローソンなど)からの発送も可能です。なお、コンビニ発送の場合は宛先に郵便局の所在地域の郵便番号を記入し、「〇〇郵便局留」の前に郵便局の所在地域の都道府県名・市町村名を記入します。
郵便局留めの受け取り方
郵便局留めの受け取り方法は簡単です。郵便局に郵便物が届いたら郵便局に直接出向き、本人確認書類を提示すれば受け取れます。本人確認書類には、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなどが利用可能です。忘れずに持参しましょう。
郵便局留めで送れるもの・送れないもの
郵便局留めは、郵便物やゆうパック、レターパックなどほとんどの郵送方法で利用可能です。代引きや着払いなどでも利用できます。
ただし、冷蔵品は一部の郵便局で対応していない場合があるので注意しましょう。また、郵便局の公式サイトには消費期限が短いものでの利用も控えてほしいと記載されているので気をつけましょう。
郵便局留めを利用するときの注意点
ここでは、トラブルが起きないよう事前に把握しておきたい、郵便局留めを利用する際の注意点について解説します。
保管期間を過ぎたら受け取れない
郵便局留めは、郵便局へ到着した日の翌日から10日間が保管期間です。保管期間を過ぎてしまうと、差出人に返送されてしまいます。荷物を再発送してもらうことになると、どちらが送料を負担するかといったやり取りが発生し手間がかかるので、注意しましょう。
荷物が到着したときに連絡がない
郵便局留めで発送された荷物が指定の郵便局に届いたときに、郵便局から「到着した」という旨の連絡はありません。配送状況は、郵便局の「郵便追跡サービス」で確認できます。受け取り忘れを防ぐためにも、事前にどれくらいで荷物が届くのかを調べておくといいでしょう。
本人確認書類がないと受け取れない
先述の通り郵便局留めの荷物を受け取る際は、本人確認書類が必要です。本人確書類がない場合は荷物を受け取れないので注意しましょう。
郵便局留めを使うメリット
最後に、郵便局留めのメリットについて解説します。
受け取りやすい場所で受け取れる
仕事が忙しかったり外出しがちだったりすると、自宅で荷物を受け取るのが難しいこともあるでしょう。郵便局留めは自分の受け取りやすい郵便局を指定できるので、仕事の休憩中や通勤途中など空いた時間を利用して受け取ることができて便利です。また、「ゆうゆう窓口」のある郵便局であれば、平日の夜間や土日祝日にも受け取れます。
同居人に知られずに受け取れる
荷物を同居人に知られずに受け取れるのもメリットです。家族やシェアハウスなど、自分以外の人と一緒に住んでいると、他の人が代わりに荷物の受け取りをしてくれる場合もあります。しかし、買ったものを同居人に知られたくないという人も多いでしょう。そんなときに郵便局留めを利用すると、同居人に知られることなく荷物を受け取れます。
差出人に自宅の住所を教えなくてすむ
荷物を送ってもらう際、差出人に自宅の住所を知られたくないというケースもあるでしょう。先述した通り、郵便局留めの宛先には郵便局の情報を記入するので、自宅の住所を記入する必要はありません。差出人に自宅の住所を教えなくてすむので、ネットで知り合った相手など、住所を教えるのに抵抗がある場合でも郵便局留めを指定すれば安心して荷物を受け取れます。
まとめ
郵便局留めについて詳しく紹介してきました。本記事で紹介したように、郵便局留めは複雑な手続きが必要ということはなく、送るのも受け取るのも簡単です。仕事が忙しくて自宅で荷物を受け取れないときや、自宅で受け取りたくない荷物を送るときなどに、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。