【1月22日は「カレーの日」】「カレー」の検索量は減少傾向、「マッサマンカレー」が今年ブームになるかも - LINEヤフーが分析

LINEヤフーは1月17日、1月22日の「カレーの日」に先駆け、新たなレポート「国民食カレーに陰り?『カレーの日』に先駆けて分析してみた」を公開。Yahoo! JAPANの統計検索データ(2020年1月〜2023年12月)から、カレーの検索量などを集計・解析した。

「カレー」「うどん」「唐揚げ」「焼き鳥」の比較(2020年1月〜2023年12月)

2020年1月〜2023年12月における「カレー」の検索量を分析したところ、最も多く検索されたのは2020年4月。2023年10月はその約3分の1まで減少したことが明らかに。さらに、検索データを2014年まで遡ってみると、最多は2015年7月で、2023年10月の約4.7倍であったことがわかった。

また、2023年12月時点で同程度の検索ボリュームを持つ料理「うどん」「唐揚げ」「焼き鳥」と比較すると、「カレー」の減少傾向が他のキーワードよりも強いことが浮き彫りに。2014年の検索データまで遡って調べたところ、「うどん」「唐揚げ」「焼き鳥」は急増したりしながらも全体的には横ばいか微減だったが、カレーだけは下降傾向にあり、国民食に陰りを見せているとも言える結果となった。

ブームになるかもしれないカレーTOP3は「ポケスリカレー」「ポケモンスリープカレー」「マッサマンカレー」

「マッサマンカレー」の検索量推移(2020年1月〜2023年12月)

「カレー」自体の検索数が減少傾向にある中、今年ブームになるかもしれないカレーを検索量が上昇しているキーワードから分析した結果、2023年にリリースされたアプリ「ポケモンスリープ」に関連するワード「ポケスリカレー」「ポケモンスリープカレー」に次いで、豚肉を使わないタイカレー「マッサマンカレー」がTOP3にランクイン。

2021年2月に牛丼チェーン店「松屋」でマッサマンカレーのメニューが初登場し、それをきっかけとして広く検索されるように。また、2023年にはバラエティ番組で、Snow Manの向井康二さんが「記憶戦隊マッサマン」というキャラに扮する企画が登場したことに合わせるように検索数が上昇。秋以降、飲食チェーン店でマッサマンカレーを扱う店が増加したことも、さらに上昇する要因になったよう。2024年も潮流が続けば、新たなブームとなると見られている。