子どもって人から見えない狭い場所に隠れたりするのが好きですよね。いったいなんででしょうね?

年始に実家に帰ったら部屋のタンスがずらされてて。 私「なんでわざわざ隙間開けてんの?」 母「え、孫たちが来るって言うから怪我しないようによ」 私「なんて?」 母「だって子どもは放っておくと部屋中走り回るけど、いい隙間があれば勝手にそこに嵌って大人しくなるから」 私「配慮の形が罠だよ」

  • (X 胡谷陽@ebisdani より引用)

子どもたちが狭い場所に隠れるのは、いくつかの説があります。一つは「胎内回帰説」。狭く暗い場所は、お腹の中と似ているため、子どもたちはそこに身体を押し込めると、母親の胎内に戻れた気がして、安心感が得られるという説明です。また、「秘密基地説」というのもあります。みんなが知らない狭い場所は薄暗く、いつもと違う見え方や雰囲気が体感できます。子どもたちは、自分だけが知っているというワクワク感、見えない世界をのぞきこむ感覚にときめいたりするのかもしれませんね。

今回の胡谷陽さんの投稿は、子どもの狭い場所好きを逆手にとった作戦がズバリ命中したというお話。胡谷陽さんのお母さまが、孫の来訪に備えて家具の裏側にスキマを作ったところ、孫たちはこのスキマにしっかり収まってしまいました。この子ども対策にはフォロワーも感心することしきりで…

「お母様の読み通りですね! 」「母が策士すぎるw」「狙い通りにはまってて笑うしかない」「子供の習性の利用方法がプロすぎる」「確かに狭いとこ入るww」「子供も楽しく、大人も安心でいいですね! 」「命名! こどもホイホイ」などなど。投稿者である 胡谷陽さん にお話を伺いました。

■投稿者に聞く

……この写真を撮影したのはいつ? どんな状況でしたか。

2024年1月1日、1年ぶりに母の家で家族の集まりでした。

……部屋のタンスがずらされているのを発見した時、どう思いましたか。

単純に(部屋狭くして何してるの? )と不思議でした。

……実際にそのスキマにお子さんが収まっているのを見た時、どう思いましたか。

「罠」の仕掛け方が手慣れてるなと思いました。記憶にはありませんが、幼い頃の私と姉兄も仕掛けられていたのだろうなと。

……なんで子どもはスキマが好きなのだと思いますか。

狭くて落ち着くのでしょうね。自宅でもよく押し入れにもぐっています。リプライや引用リツイートでは「狩猟時代の名残」などのコメントもありました。

……ユニークなお母さまだと思いました。 胡谷陽さんから見て、どのようなお母さまでしょうか。

私も含めた3人の子どもを育てただけあり、子どもの扱いに長けているなぁと思います。古稀を過ぎて一人暮らしですが、猫と暮らし本を読んで暮らす姿は私の老後の理想です。(猫は数年前に亡くなりましたが)

▼年始に実家に帰ったら部屋のタンスがずらされてて。 私「なんでわざわざ隙間開けてんの?」 母「え、孫たちが来るって言うから怪我しないようによ」 私「なんて?」 母「だって子どもは放っておくと部屋中走り回るけど、いい隙間があれば勝手にそこに嵌って大人しくなるから」 私「配慮の形が罠だよ」