2024年1月17日、トヨタは「ヤリス」と「ヤリス クロス」の一部改良を実施。同日より発売した。
日本でも「ヴィッツ」改め、世界統一名称の「ヤリス」として2020年2月に登場。以降、22年、23年に年次改良といえる小変更を実施したが、今回は内外装や機能装備にまで及ぶ、いわば初のマイナーチェンジ。そのヤリスをベースとしてSUVに仕立て2020年8月に登場した「ヤリス クロス」も、途中で追加されたGRスポーツやアドベンチャーグレードを除き、内外装に及ぶ変更は初となる。おもな変更点は以下のとおり。
【ヤリス】
エクステリアは、ラジエターグリルのデザインを変更。従来の横基調でアッパー/ロアで分けていたものから、開口部いっぱいに格子状と立体的な意匠を組み合わせたデザインに変更。インテリアは、最上級 Zグレードのシート表皮に合成皮革+ツイード調ファブリックを採用。
【ヤリス クロス】
エクステリアは、「GRスポーツ」を除くグレードのアッパーグリルのパターンを、よりシャープで立体感を持たせた意匠に変更。SUVらしさを強調した。インテリアは、コンソールボックス付きのフロントソフトアームレストを採用し、利便性を高めた(X、Uグレードを除く)。
【ヤリス/ヤリス クロス共通】
●メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備(ヤリスX、Uグレードを除く)
●ディスプレイオーディオを最新版にアップデート。コネクティッドナビを5年間標準付帯(Xグレードには ナビレディパッケージを設定)
●一部、内装の加飾をガンメタリックに変更(ヤリスZ、ヤリス クロスZ、G)
●ボディカラーに新色のマッシブグレーを追加
●プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車へ拡大した、最新のトヨタセーフティセンス(TSS)を搭載
【KINTO専用グレードを設定】
サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第二弾として、ヤリス、ヤリス クロスに「U」グレードを新設定。通信(OTA)を介したハード&ソフトウェア両面のアップグレードに対応するほか、コネクティッドを活用した体験を提供する。
■KINTO月額(参考)→ ヤリス:2万3760円〜(HEV FF)/ヤリス クロス:2万5740円〜(HEV FF)
■メーカー希望小売価格
【ヤリス】150万1000円(X ガソリン車 FF)〜269万4000円(Z HEV 4WD)
【ヤリス クロス】190万7000円(X ガソリン車 FF)〜315万6000円(Z“アドベンチャー” HEV 4WD)
↓↓↓詳細はこちら(トヨタ ウェブサイト)
文=ドライバーWeb編集部