ソフトバンクから人的補償で西武に移籍した甲斐野央

◆ 「8回、9回どっちかいけると思います」

 ソフトバンクへFA移籍した山川穂高の人的補償として、西武は甲斐野央を選択。ドラフト1位投手の移籍劇に、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は「本当にいい選手を獲ったと思いますね。西武にとってはリリーフに厚みが出ます」と評価。

「去年増田(達至)選手があまり良くなかったので」と昨シーズン抑えでスタートしながら、防御率5.45、19セーブと苦しんだこともあり「甲斐野投手のストッパーもあるかというぐらい期待できると思いますね。速球も速いしフォークもあるので三振が取れますね。そこは非常に大きいと思います。8回、9回どっちかいけると思いますけどね」と大きな期待を口にした。

 もう一人の解説者・坂口智隆氏は「いい投手であることに間違いないですよ。これだけの投手を獲れたということはすごい大きいことだと思いますね」とし「西武への投手成績見るといい成績残しているので、しっかりとプラスアルファに」と苦手投手を味方につけたことにも評価。

 抑えのポジションについても「そこは競争になるんですけれども」と前置きしながらも「リリーフ陣見ても頭ひとつ抜けているのかなという感じがするので、7、8、9のいいところを考えていると思いますね」と重要な場面を任せられる可能性が高いと推測した。

 ルーキーイヤーから活躍したものの、肘の故障で手術も経験。復活を遂げたのちに新天地へ移籍となった右腕は、西武で飛躍を果たせるのか。来季のピッチングが楽しみだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』