名古屋鉄道は15日、利便性向上と輸送体制の効率化を目的に、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施すると発表した。名古屋本線を中心に、中部国際空港方面のアクセス利便性向上を図るほか、朝および夕夜間の一部列車で組成を見直し、輸送力を増強する。

  • 名古屋鉄道が3月16日にダイヤ改正。朝および深夜に中部国際空港方面のアクセス利便性向上を図る

平日朝の時間帯、現行の金山駅7時12分発・中部国際空港駅7時59分着の急行は始発駅を弥富駅に変更。弥富駅から名鉄名古屋駅まで普通として運転し、名鉄名古屋駅を7時7分に発車した後は急行として中部国際空港駅まで運転する。これにより、6~20時台において名鉄名古屋駅から中部国際空港行が毎時6本(普通は除く)運転されるという。

利用状況に応じた一部列車の輸送力増強も実施。平日朝に運転される西尾駅6時56分発、弥富行の急行に関して、西尾駅から新安城駅まで現行の2両編成から4両編成、新安城駅から須ケ口駅まで現行の6両編成から8両編成に増強する。

平日夕夜間は、名鉄名古屋方面から名鉄一宮行として運転される急行(3本/日)を現行の4両編成から6両編成、犬山行として運転される普通(2本/日)を現行の2両編成から4両編成に増強。土休日夕夜間は豊橋~名鉄岐阜間の快速特急・特急(14本/日)を現行の6両編成から8両編成に増強(一般車を2両連結)するほか、名鉄名古屋方面から岩倉行・犬山行として運転される普通(2本/日)を現行の2両編成から4両編成に増強する。

深夜の時間帯、中部国際空港駅を23時5分に発車する名鉄名古屋方面の快速急行を増発。中部国際空港駅において、前後の列車との運転間隔を8~18分とし、22~23時台に最大26分となっていた運転間隔を短縮する。名鉄名古屋発東岡崎行の最終列車(全車一般車の特急)は時刻を4~5分繰り下げ、名鉄名古屋駅23時57分発・神宮前駅0時3分発・東岡崎駅0時29分着で運転。神宮前駅で中部国際空港発名鉄岐阜行の最終列車(神宮前駅23時59分着)から乗換え可能とし、中部国際空港駅から三河地区へのアクセスを改善する。