女優の奈緒ととんねるずの木梨憲武がW主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『春になったら』(毎週月曜22:00~※初回15分拡大)が、きょう15日にスタートする。放送を前に、奈緒と木梨が互いの魅力を語った。
奈緒×木梨憲武W主演ドラマ『春になったら』
今作は、『HERO』(フジテレビ系)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル作品で、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳(奈緒)と“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描く。
もし互いが父・娘だったら
――今回父娘役を演じるお二人ですが、「木梨さんがお父さんだったらここが最高!」「奈緒さんが娘だったらここが最高!」というお互いの魅力を教えていただけますでしょうか。
奈緒:もう1つに絞るのが大変なぐらい魅力的な方です。
木梨:取材だからそんなふうにちゃんと褒めてくれるの?(笑)
奈緒:(笑)。ちょっと落ち込んでるときも、ノリさんと一緒にいるだけでネガティブな気持ちが吹き飛んでいく、そんなパワーを持っていらっしゃる方なんです。もし自分のお父さんだったら、いろんなことを言い合って、ふざけ合って、友達みたいな父娘になれそうだなと思います。
――木梨さんは、そんなふうに人の気持ちを軽くしてあげよう、と心がけていることなどはあるんでしょうか。
木梨:僕がいつも気にしてることは差し入れの状況だけです。とにかく差し入れを充実させておきたいなって。たくさんの方が差し入れをしてくださるのでかぶらないようにしたり、ロケが多いので寒くならないようにと、奈緒ちゃんの提案でジャンパーも作りました。
奈緒:「皆でおそろいのジャンパーを着ましょう」って、ノリさんと2人で準備して。
木梨:奈緒ちゃんがデザインしてくれました!
――木梨さんから見て、そんな奈緒さんの「こんなところが最高だな」と感じるところは。
奈緒ちゃんはもうたくさん構ってくれるから最高なんですよ。なかなか現実はね(笑)。うちにも娘がいますが、もう戦ってますから。そして奈緒ちゃんはやはりお芝居が素晴らしい。僕演じる父親の病気を心配して、自分の結婚についても迷うという役どころですが、「私だったら、こう思うんです」と監督に提案しながら、見事に仕上げてくれています。僕もこれからそうやって言っていけるように頑張ります。
視聴者へのメッセージ
――では最後に第一話を楽しみにしている視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします。
木梨:人生の後半戦をどうやって楽しく生きていこうかと考えているような、僕たちの年代やその上の方々、そして人生の転機を迎えるような、奈緒ちゃんたちの世代にも楽しんでいただけるような要素が色々とミックスされたドラマです。自分が楽しめる目線を選んで、見ていただければうれしいです。
奈緒:新年早々大変なことが続いて、たくさんの人が今の日常が当たり前に続くわけじゃないことを見つめ直すような、2024年のスタートになってしまったと思うんです。本当に偶然なんですけど、このドラマは、大変な状況でも生きていければいけないというストーリーになっているので、皆さんが「今日を生きたい」「生きていていいんだ」と思えるようなお手伝いが少しでもできるような1時間をお届けできればと思っています。
『春になったら』第1話あらすじ
女優の奈緒と、1999年7月期放送の『小市民ケーン』(フジテレビ系)以来、実に24年ぶりの連ドラ主演となる木梨憲武が初共演で父娘役を務める今作。早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨憲武)の父娘。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したのは、“瞳が3カ月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3カ月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す父娘は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、2カ月という残された時間を悔いなく過ごそうとする。次第に明らかになる瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密。瞳の結婚相手、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、2人はどのように理解し合い、3カ月後の“その時”を迎えるのか。