IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で一部列車の時刻を変更し、東北新幹線との乗換え時間を改善すると発表した。青い森鉄道は青森駅でのJR奥羽本線との乗換え時間も一部見直すとしている。
ダイヤ改正に合わせ、IGRいわて銀河鉄道は現行の盛岡駅22時25分発・滝沢行22時40分着の下り普通列車を変更。盛岡駅の発車時刻を22時36分に繰り下げ、東北新幹線の下り「はやぶさ・こまち45号」(盛岡駅22時27分着)から乗り換えられるようにする。この下り普通列車は現在、平日のみの運転だが、旅行需要の回復に対応するため、ダイヤ改正後は毎日運転に変更するとのこと。
青い森鉄道も東北新幹線との乗換え時間を見直し、一部列車で八戸駅の到着・発車時刻を変更する。現行の青森駅15時26分発・八戸駅16時57分着の上り普通列車は、ダイヤ改正で八戸駅の到着時刻を1分繰り上げ、同駅16時56分着に変更。「はやぶさ」の上り列車(八戸駅17時6分発)への乗換え時間を現行の9分から10分に増やす。
20時台に八戸駅を発車する普通列車は上り・下りともに時刻を繰り上げる。上り普通列車(三戸行)は現行の八戸駅20時28分発から同駅20時27分発(1分繰上げ)、下り普通列車(青森行)は現行の八戸駅20時32分発から同駅20時29分発(3分繰上げ)に変更。八戸駅では20時11分に「はやぶさ」の上り列車、20時12分に「はやぶさ」の下り列車が到着しており、ダイヤ改正後は東北新幹線からの乗換え時間が短縮され、上り普通列車(三戸行)への乗換え時間は15~16分(1分短縮)、下り普通列車(青森行)への乗換え時間は17~18分(3分短縮)となる。
青森駅におけるJR奥羽本線から青い森鉄道への接続に関して、乗換え時間が3~4分というケースがいくつかあり、ダイヤ改正で見直しに。現行の青森駅13時16分発・八戸駅14時49分着の上り普通列車について、青森駅の発車時刻を2分繰り下げ、同駅13時18分発に変更する。JR奥羽本線の下り普通列車(現行の時刻は弘前駅12時24分発・青森駅13時12分着)との乗換え時間が現行の4分から6分に増え、余裕を持って乗り換えられるようになる。