大谷翔平の後払い契約で税制が変わる!? 米メディアが指摘「彼からより…

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 大谷翔平選手はロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1011億5000万円)の超大型契約を結んだが、そのうちの97%に当たる6億8000万ドル(約982億6000万円)は契約満了後の後払いだ。カリフォルニア州会計監査官のマリア・M・コーエン氏が、後払いに上限を設けるよう議会に要請したと、米メディア『CBSニュース』が報じている。
 

 
 ドジャースと契約を結んでいる10年間は、年俸200万ドル(約2億9000万円)だけ受け取る予定だ。しかし、10年後の2034年から2043年まで残りの巨額な契約金を受け取ることになるため、税率の高いカリフォルニア州に莫大な税金をおさめなければならない。そのため、繰延の契約金が発生するタイミングで税率の低い州へ引っ越すのではないかと噂されている。つまり、その時点でカリフォルニア州に住んでいなければ所得税13.3%などを回避できる可能性がある。
 

 
 この事態を重く見たコーエン氏が自身のサイトを通じて「現在の税制では、幸運にも最高税率に該当する人々には無制限の猶予が認められており、税制構造に重大な不均衡が生じている。最も裕福な個人に対する猶予に合理的な上限がないことは、所得の不平等を悪化させ、税の公平な分配を妨げる。私は議会に対し、この不均衡を是正するために即時かつ断固とした行動を取るよう要請する」との声明を出し、税制改正の必要性を訴えた。同メディアは「コーエン氏が、繰延支払いに上限を設ける税法改正を望んでおり、この変更により州は大谷からより多くの税金が支払われることを確実にする可能性がある」と報じている。
 

 

 
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