元メジャーリーガーの松井秀喜氏が7日、YouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で公開された動画「【掛布雅之対談】松井秀喜さん 最近の生活 【presented by DID大同工業】」に出演。ヤクルト・村上宗隆のバッティングについて語った。

松井秀喜氏

■むしろ掛布さんに聞きたい

同チャンネルでは今回、掛布雅之氏と松井氏の対談企画を実施。そして、チャンネルスタッフが「村上選手についてはどういうふうに見てますか?」と質問したことで、村上の話題に。令和初の三冠王となった2022年シーズンを経て、2023年は140試合出場で、打率.256、31本塁打、84打点という成績だった村上だが、松井氏は「今年はほとんど映像というか試合を観られてない」と前置きしたうえで、「むしろ掛布さんに聞きたいですよ。去年との違いは何だったんですか?」と質問する。

この質問に対し、掛布氏は「ピッチャーの攻め方云々というよりも、ちょっと(右肩が)入りすぎてるんじゃないかな。55番が見えすぎるんじゃないかな。それと、強く振ろうという意識が(強すぎる)」といい、さらに「ちょっと今年の村上選手は、バットが体から離れて遠回りするのも目立ったし、去年からそうだけど少しスタンスも広すぎるんじゃないかな」と分析。すると、松井氏も「私も去年見た時に、すでに思いましたからね。打ちに行った時のスタンスがすごく広いなって」と打ち明けた。

しかし、ともに村上の実力は高く評価しているようで、掛布氏の「でも、それだけの数字を残してるから、あんまりいろいろ言わないほうがいいですよね」との言葉に、松井氏も「そういう年もあります」と述べていた。

【編集部MEMO】
『掛布雅之の憧球(どうきゅう)』は、“ミスタータイガース”こと掛布雅之氏が、自身の野球に対する素直な思いをストレートに視聴者に届けるコンテンツを提供するYouTubeチャンネル。掛布氏の座右の銘である「憧球」をチャンネル名に据え、今でも常に持ち続けている野球に対する憧れの気持ちでチャレンジしていく。