JR西日本は、「令和6年能登半島地震」で一部区間の運転を取りやめている七尾線について、今後の運転計画を発表した。高松~羽咋間は1月15日始発から運転再開予定。羽咋~七尾間は1月22日以降の運転再開をめざし、復旧作業を進めているとのこと。

  • 七尾線の普通列車に使用される521系

七尾線は地震の影響で羽咋駅、七尾駅、和倉温泉駅などのホームが損傷したほか、レールの歪み、道床流出、架線柱の傾斜、橋梁のずれなど多数の被害が発生。現在、金沢~高松間で本数を減らして列車を運転し、高松~和倉温泉間は列車の運転を取りやめている。七尾線へ乗り入れる特急「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん」も運転を休止している。

運転を取りやめている区間のうち、高松~羽咋間は1月15日始発から列車の運転を再開し、通常より本数を減らして運転(高松~羽咋間の運転本数は下り21本・上り19本の予定)。地震の影響が大きかった敷浪~羽咋間は速度を落として運転を行う。

羽咋~七尾間は1月22日以降の運転再開をめざして復旧作業を進めており、特急列車も同日以降、一部列車のみ金沢~七尾間で運転再開をめざすとのこと。運転再開日は復旧作業の状況を踏まえ、改めて発表する。七尾~和倉温泉間は線路設備の被害が大きく、運転再開の見込みは立っていない。復旧作業の状況を踏まえ、運転再開について知らせるとしている。