ITプロパートナーズを運営するHajimariは1月9日、「フリーランスのプロ人材活用に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2023年11月1日〜13日、従業員数300名以上の企業の経営者・役員1,002名(男性92.8%、女性7.2%)を対象にwebで行われた。

  • フリーランスプロ人材活用による効果

    フリーランスプロ人材活用による効果

フリーランスのプロ人材を活用したことのある経営者に活用理由を質問したところ、「社内に特定のスキルを持つ人材が不足していたため」が最多の67.1%。次いで「正社員をプロ人材で代替するため」(31.1%)という結果に。

フリーランスのプロ人材を活用した効果を聞くと、「プロジェクト/事業の推進スピードが向上した」(43.8%)、「人材不足を解消できた」(36.3%)、「既存社員の育成に役立った」(36.0%)が上位にあがった。

  • フリーランスプロ人材が持つスキル(得意領域)

    フリーランスプロ人材が持つスキル(得意領域)

また、現在活用しているフリーランスのプロ人材が持つスキル(得意領域)については、「システム開発・WEBデザイン」(50.9%)、「マーケティング」(28.9%)、「情報セキュリティ」(27.6%)が上位に。一方、「新規事業開発」(15.8%)や「人事制度設計・人材育成・労務」(15.2%)はともに15%程度にとどまった。

  • 「フリーランスのプロ人材」を活用しない理由

    「フリーランスのプロ人材」を活用しない理由

一方、「フリーランスのプロ人材」を活用できていない経営者は57.9%。活用しない理由を聞くと、「社員のみで充足しているため」(34.1%)、「フリーランスのプロ人材の活用という発想がそもそもなかった」(30.2%)、「能力の見極めが難しく、スキルのミスマッチが懸念されるため」(20.0%)が上位に。

フリーランスのプロ人材を活用したことのある経営者に、活用の懸念点を聞いたところ、「能力の見極めが難しく、スキルのミスマッチが懸念される」と「契約や支払い手続きにリソースがかかる」(ともに22.6%)が最も多く、次いで「個性が強く社風に合うかどうかわからない」(20.8%)と続いた。