Crystalは1月9日、「電動キックボードシェアサービス利用」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2023年12月5日~6日、電動キックボードシェアサービス利用者509人、および20代~60代の男女507人を対象にインターネットで行われた。
電動キックボードシェアサービス利用者9割以上が「満足」
調査によると、電動キックボードシェアサービスに「満足している(とても+やや)」人の割合は9割以上。
満足度が高い理由を聞くと、「アプリ上で料金の支払いができる」(47.9%)、「専用アプリで設置場所を探すことができる」(43.8%)、「スーツやスカートでも乗れる」(34.4%)が上位に。電子化が進んでいることもあり、アプリ上で支払いができることから満足している方が半数近くいるよう。
電動キックボード「不安・不満に思うことがある」は6割以上
一方、電動キックボードシェアサービスの利用有無にかかわらず、不安や不満に思うことがあるかと聞いたところ、6割以上が「とてもある」「ややある」と回答。特に、「他の利用者のマナー・モラルがよくないと感じる時がある」(62.4%)と回答した人が多く、次いで「車両や歩行者にいい目で見られない」(47.2%)、「利用者全体に乗車ルールが浸透していない気がする」(40.7%)と続いた。
次に、同サービス利用者に、「ご自身は電動キックボードを正しく利用できている(マナー・モラル・ルールの順守)と思いますか?」と質問したところ、9割以上が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。そう思う理由は、「マナーには特に配慮している」「最低限のマナーは守れていると思う」「車の運転と同じ意識で利用しているので」とのこと。
一方、正しく利用できていないという人からは、「危ない乗り物だから」「事故が起こっている」といった声が。
最後に、調査対象者全員に「電動キックボードは新しいインフラとして広がっていくと思いますか?」と質問したところ、半数以上が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。また、前問で「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と回答した人の3割以上が、利用者のマナー・モラルやルールの順守ができれば新しいインフラとして広がっていくと考えていることがわかった。