「何か面白いこと言って」と突然言われて困ったことはありませんか? 相手が仲の良い友人であれば、やり過ごすこともできますが、先輩など目上の人であればなかなか無下にはできないでしょう。

そこで本記では、「何か面白いこと言って」と言われたときの対処法を紹介します。あわせて、やってはいけないNG行動についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「何か面白いこと言って」と言ってくる人の心理

  • 「何か面白いこと言って」と言ってくる人の心理

「何か面白いこと言って」と言われたら、まず相手の意図を考えることが大切です。相手の意図をわかっていないと、的外れな返しをして「空気を読めない人」の烙印を押されてしまうかもしれません。無茶ぶりをしてくる相手の心理には、主に次の3つのパターンが考えられます。

退屈している

最初に考えられるのは、相手が退屈しているパターンです。何もすることがなくて暇を持て余していたり、あるいは会話がつまらないと感じていたり、その理由はさまざまでしょう。

いずれにしても、自分ではどうにもできないので、相手に無茶ぶりをすることで退屈さを解消しようとしています。

重い空気に耐えられない

2つ目は、相手が重苦しい空気に耐えられないと感じているパターンです。誰かの言動や状況が原因で、場の空気が重くなることは少なくありません。

このようなときに、何とかこの重苦しい空気を変えようとして「何か面白いこと言って」と言ってくる場合があります。自分一人の力で空気を変えることは難しいので、別の誰かに振ってしまうのでしょう。

相手を困らせたい

3つ目は、相手のことが嫌いで相手を困らせたいと思っているパターンです。誰しも、「面白いことを言って」といきなり無茶ぶりをされたら戸惑うでしょう。言われた側が困ることをわかっていながら、わざと仕掛けてくるのです。

わざと困らせるために言ってくるような相手に対して真面目に返す必要はありませんが、相手の機嫌を損ねる方が面倒な場合は、上手い返し方を覚えておくことをおすすめします。

「何か面白いこと言って」と言われたときの対処法

  • 「何か面白いこと言って」と言われたときの対処法

ここからは、「何か面白いこと言って」と言われたときの対処法を紹介します。上手い返し方を身につけておきましょう。

ウケを狙わずに全力でスベる

1つ目の対処法は、ウケを狙わずに全力でスベることです。中途半端になるくらいなら、全力でスベるほうが笑いも起きます。全力でスベると周囲もツッコミやすいので、それによって場が盛り上がることも少なくありません。

相手が求めるような面白い返しをする自信がない場合は、変にウケを狙おうとせず全力でスベりにいきましょう。

自分の失敗談を話す

2つ目の対処法は、自分の失敗談を話すことです。鉄板ネタがなくても、誰しも失敗談の一つや二つはあるでしょう。失敗談は比較的笑いを取りやすいので、話術に自信がなくてもウケを狙えます。

恋愛でのエピソードや学生の頃のちょっと痛いエピソードなどは特に盛り上がるでしょう。よりウケを狙いに行くなら、自虐的に話すのがおすすめです。

ゲームを提案する

3つ目の対処法は、ゲームを提案することです。話で盛り上げるのが難しい場合は、ゲームを活用してみましょう。

道具なしでも遊べる、「山手線ゲーム(古今東西ゲーム)」「カタカナ・英語禁止ゲーム」愛してるゲーム」などは盛り上がりやすくルールも簡単なのでおすすめです。初対面同士の場であれば、「自己紹介しりとり」や「第一印象ゲーム」も良いでしょう。

関連記事: 愛してるゲームとは? ルール・やり方から勝つ方法・注意点まで解説

話を振ってきた相手に振り返す

4つ目の対処法は、「何か面白いこと言って」と振ってきた相手に振り返すことです。「何も思い浮かばないので、お手本を見せてください!」などと答えてみてください。

ポイントはあくまで冗談っぽく言うこと。真面目なトーンで言ってしまうと怒っているように見えてしまいます。場が凍りつく危険性もあるので、言い方には注意しましょう。

「何か面白いこと言って」に備えて日頃しておきたいこと

  • 「「何か面白いこと言って」に備えて日頃しておきたいこと

突然の無茶ぶりにも上手く対応して場を盛り上げたいなら、日頃から上手い返し方を考えておくことが大切です。ここでは、「何か面白いこと言って」に備えて日頃しておきたい3つのことを紹介します。

鉄板ネタをストックしておく

1つ目は、ネタをノートやスマホのメモ帳などに記録しておくことです。自分が体験したことや周りから聞いた面白い話を記録しておけば、オリジナルのネタ帳が出来上がります。

ネタ帳があれば、話す相手や場面が変わったとしても慌てることがありません。同じ話でも相手が変われば反応も変わります。繰り返し話すことで、どういった順番やトーンで話せば笑いが起こるかが段々とわかってくるでしょう。こうして鉄板ネタをストックしておくと、突然の無茶ぶりにも上手く対応できます。

芸能人のモノマネや顔マネを練習しておく

2つ目は、芸能人のモノマネや顔マネを練習しておくことです。とっさに話を振られて面白い話が浮かばないときは、モノマネや顔マネで切り抜けることもできます。 モノマネする対象は、なるべくみんなが知っているような有名な人を選びましょう。芸能人が難しい場合は、アニメのキャラクターなどもおすすめです。

相手の情報をリサーチしておく

3つ目は、相手の情報をリサーチしておくことです。これは相手が事前にわかっている場合に限るので、会う度に言ってくるような相手がいる場合にのみ使えます。

趣味や好きなものをリサーチしておいてその話を振れば、無理に笑いを取ろうとしなくても話が盛り上がるでしょう。相手が喜びそうな話題をいくつか考えておくのがおすすめです。

「何か面白いこと言って」と言われたときにやってはいけないこと

  • 「何か面白いこと言って」と言われたときにやってはいけないこと

最後に、「面白いこと言って」と言われたときにやってはいけないNG行動を紹介します。

スルーする

1つ目は、無視したりスルーしたりすることです。何も反応しないと、相手が機嫌を損ねるだけでなく、場の空気も悪くなってしまうかもしれません。

本来は無茶ぶりをしてくる相手が悪いですが、スルーすることで逆に自分のほうが「空気が読めない」「愛想が悪い」などとマイナスな印象を持たれてしまうこともあります。上手い返し方がわからなくても、無視したりスルーしたりするのはなるべく避けましょう。

真顔で「無理です」と断る

2つ目は、真顔で「無理です」と断ることです。真顔で断ってしまうと場がしらけてしまいます。無視したりスルーしたりするのと変わりません。

断りたい場合は、笑いながら「え~私全然面白くないんで無理ですよ~」などと明るく言うのがおすすめです。不快に思われないよう、上手い断り方を考えておきましょう。

悪口で笑いを取ろうとする

3つ目は、他人の悪口で笑いを取ろうとすることです。悪口は誰かを不快な思いにさせたり、雰囲気を壊したりする可能性があります。自分の評判を落とすことにもなりかねません。他人を傷つけて笑いを取ろうとするのはやめましょう。

「何か面白いこと言って」に上手く返そう!

  • 「何か面白いこと言って」に上手く返そう!

「何か面白いこと言って」と言われたときの対処法を紹介してきました。

仲の良い相手やどうでもいい相手から言われたのであれば適当に返しても問題ないですが、相手の機嫌を損ねたくない、笑いをとって盛り上げたいという場合は、上手く返せるように備えておきましょう。

ぜひ、本記事で紹介した方法などを試してみてください。