18年ぶり6度目のリーグ優勝を決め、胴上げされる阪神・岡田彰布監督 (C)Kyodo News

 今年で令和が始まってから6年目を迎える。令和がスタートした2019年5月1日から昨シーズン終了時点の令和のセ・リーグ成績がどうなっているのか見ていきたい。

 令和1年5月1日からセ・リーグで勝率が一番高いのは昨季18年ぶりにリーグ優勝し、38年ぶりに日本一に輝いた阪神の346勝287敗31分、勝率547。18年のドラフトでトップバッターの近本光司、恐怖の8番打者・木浪聖也、20年のドラフトで佐藤輝明、伊藤将司、村上頌樹、中野拓夢と現在の主力を担う選手たちが入団し、戦力になっていることが大きい。

 2位は328勝303敗35分、勝率.520の巨人だ。19年と20年はリーグ優勝し、22年と23年はリーグ4位、21年と22年は勝率5割を下回ったが、リーグ優勝した19年と20年の勝率が高く、21年と22年も負け越し数が少なかった。

 3位は318勝317敗30分、勝率.501のDeNAだ。勝率5割を超えている球団はDeNAまで。2019年4月までの成績は10勝17敗だったが、令和がスタートした5月以降は61勝52敗3分と貯金を作り、20年、21年は勝率5割を下回ったが、三浦大輔監督が就任した22年から2年連続でAクラス入り。ギリギリで勝率が5割を超えた。

 4位は313勝318敗34分、勝率.496の広島。16年からリーグ3連覇を達成したが、19年からは4年連続Bクラス。その間に18年オフに丸佳浩がFAで巨人に移籍し、21年オフに鈴木誠也もポスティングシステムを利用してメジャー移籍するなど、主力の退団もあり低迷。勝率5割を上回ったのは19年と23年のみだった。

 21年からリーグ連覇したヤクルトがここでランクイン。ヤクルトは令和の成績は、294勝334敗36分、勝率.468。リーグ連覇した21年と22年以外は、借金25以上の厳しいシーズンということもあり、この順位になった。

 最下位は中日で292勝343敗31分、勝率.460。20年に60勝55敗5分でリーグ3位に入ったが、この年以外は全て負け越し。22年から2年連続最下位と、平成の最終盤から低迷が続いている。

1位 阪神 346勝287敗31分 勝率.547

19年:56勝54敗5分

20年:60勝53敗7分 2位

21年:77勝56敗10分 2位

22年:68勝71敗4分 3位

23年:85勝53敗5分 1位

2位 巨人 328勝303敗35分 勝率.520

19年:61勝54敗2分

20年:67勝45敗8分 1位

21年:61勝62敗20分 3位

22年:68勝72敗3分 4位

23年:71勝70敗2分 4位

3位 DeNA 318勝317敗30分 勝率.501

19年:61勝52敗3分

20年:56勝58敗6分 4位

21年:54勝73敗16分 6位

22年:73勝68敗2分 2位

23年:74勝66敗3分 3位

4位 広島 313勝318敗34分 勝率.496

19年:58勝55敗3分

20年:52勝56敗12分 5位

21年:63勝68敗12分 4位

22年:66勝74敗3分 5位

23年:74勝65敗4分 2位

5位 ヤクルト 294勝334敗36分 勝率.468

19年:43勝71敗1分

20年:41勝69敗10分 6位

21年:73勝52敗18分 1位

22年:80勝59敗4分 1位

23年:57勝83敗3分 5位

6位 中日 292勝343敗31分 勝率.460

19年:55勝60敗2分

20年:60勝55敗5分 3位

21年:55勝71敗17分 5位

22年:66勝75敗2分 6位

23年:56勝82敗5分 6位