KDDIとStarlink Japanは1月7日、衛星ブロードバンド通信回線サービス「Starlink」を石川県能登半島の避難所などに無償で提供したと発表した。今回提供したのは350台のStarlinkシステム。Starlinkを設置した避難所では、au以外のキャリアを利用している人もWi-Fi経由で高速インターネットが無料で利用できるようになる。
今回のStarlinkシステムの提供は、被災地の避難所での通信支援を目的に、石川県と総務省の要請に基づいて実施する。1月7日、石川県庁舎(石川県金沢市)に350台のStarlinkシステムの搬入を完了した。
今回提供されたのは、KDDIが災害対策用に開発した小型軽量の可搬型Starlinkとみられる。アンテナは約7kgと軽量で、人が背負って搬送できるサイズにまとめられている。
KDDIは、自衛隊や自治体、電力会社などへもStarlinkを別途提供しており、今回の避難所への提供と合わせてすでに約700台のStarlinkを活用しているという。